女優の倉科カナが、きょう13日に放送されたテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』第1話で、同作を卒業。このたび、クランクアップの様子が公開された。
第1話では冒頭からさまざまな衣装で潜入捜査する新専従捜査班メンバーが登場したが、倉科扮する水田環は美しすぎるウェディングドレス姿で珍しくおしとやかでしおらしい姿を披露。しかし我が家・坪倉由幸が演じる犯人を前にすると、環らしい胸のすくような啖呵を見せた。そして小瀧望(ジャニーズWEST)が扮する、新たに配属された「Z世代」の坂下路敏(ろびん)の教育係を買って出て、“コスパ”を重んじる彼に「汗をかかないで解決した事件などひとつもない」と刑事としての心得を熱く諭すシーンも。
そんな中、予告で流れた片桐正敏(吉田鋼太郎)の「……また一人、抜けちまうか」というセリフが環を指していたことが判明する。メンバーに自らの旅立ちを打ち明ける環の言葉を、放心状態で聞き入る青山新(塚本高史)。皆に見送られながら晴れ晴れとした表情で環は歩き出し、彼女らしい気丈なラストシーンを飾った。
環を演じた倉科自身も気丈に最後の撮影を終えたが、スタッフからの「水田環役の倉科カナさん、全編終了です!」との声とともに東山から大きな花束を贈られると、瞳から熱いものがあふれた。「朝は実感がなかったんですけど……実家を出た時よりも、すごく寂しい」とやり切った安堵感と現場から離れる寂しさが入り混じったのか、涙が止まらなくなることに。シーズン1から出演してきた倉科にとって『刑事7人』の現場は「私にとって大切な場所で、ホーム」。「また、いつか戻って来たい」と語ると、東山をはじめとしたキャスト陣、スタッフら盟友たちから「待ってます!」「待ってるよ!!」と口々に声がかかり、大きな拍手で送られた。そして、最後には東山が倉科を花束と共に「お姫様抱っこ」する一幕も。倉科は瞳を濡らしながらも笑顔で、愛あふれるクランクアップとなった。
■倉科カナ(水田環 役)コメント
朝は実感がなかったんですけど……今は寂しい気持ちでいっぱいです。お世話になって8年間、月日を重ねていくごとに、『刑事7人』が私にとって大切な場所になっていったんだと実感しています。私はこの現場を「ホーム」みたいに思っていまして、キャストの皆さんともスタッフさんとも仲が良いので、初めて実家を出た時よりも寂しさがこみ上げてきます。女優として、より前に進めるようにこれからも頑張りますし、また、いつか戻って来たいなと思っています。皆さん、お体にお気をつけて、頑張ってください。長い間、本当にありがとうございました。