NTTドコモは7月13日、スマホを使ってデジタルと現実世界が融合した新しい世界を体験できる街遊びARサービス「XR City(エックスアール シティ)」を、埼玉、東京、愛知、大阪、兵庫、福岡など計7エリアから提供開始すると発表した。サービス開始日時は7月14日 10:00。
「XR City」は、専用アプリ「XR City」をダウンロードしたスマホをサービスの提供エリアでかざすと、その場所に合ったARコンテンツが表示されるサービス。平面認識やマーカー認識といった特定の場所に依存しないAR技術にも対応。屋外・屋内を問わずさまざまな場所でコンテンツ提供が可能だという。
開始当初は、埼玉県庁(さいたま市)、新宿中央公園(新宿区)、Hisaya-odori Park(名古屋市)、HEP FIVE・ナビオ ダイニング・阪急三番街・阪急32番街 空庭Dining(大阪市)、神戸阪急(神戸市)、兵庫県立淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」(兵庫県淡路市)、キャナルシティ博多(福岡市)の計7エリアにてサービスを提供する。
2022年8月には、東京ドームシティ(文京区)、Hareza池袋および周辺地域(豊島区)、三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY(千葉県船橋市)を追加し、計10エリアとなる。また、2023年3月までに計15エリア、2027年3月までに計200エリア以上へ拡大する予定。
空間に表示されるARコンテンツを用いてSNS映えする写真・動画が撮影できる「ARフィルター」、リアル脱出ゲームで人気のSCRAPとコラボした「謎解きコンテンツ」、SDGsをテーマにしたコンテンツ、ロールプレイングゲームを体験できるコンテンツ、街歩きをしながらドラマのストーリーを楽しめる「街回遊コンテンツ」、ARでガチャが楽しめるコンテンツ、人気ゲーム『白猫プロジェクト NEW WORLD'S』の世界に入りこんだかのような体験ができる期間限定コンテンツ、映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』や『チェインクロニクル』、『ファンタシースターオンライン2』とのタイアップコンテンツなどを開始する。
コンテンツは今後も拡充し、将来的にはグラス型デバイスへの対応も予定。なお、XR Cityを自社で保有する施設などで展開したい事業者には、プラットフォームサービス「XR City Platform」を提供する。