清野菜名と松坂桃李がW主演を務める、映画『耳をすませば』(10月14日公開)の本予告編と本ビジュアルが13日、明らかになった。

映画『耳をすませば』

映画『耳をすませば』

同作は、漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した同名漫画を原作に、『ROOKIES卒業』(09)、『ツナグ』(12)、『記憶屋あなたを忘れない』(19)などで知られる平川雄一朗監督がメガホンを握る。原作の世界観を忠実に再現するあの頃(過去)に加え、10年後の現在がオリジナルストーリーとして二重構造で描かれる。

「チェロ奏者になるのが夢なんだ」「聖司君がイタリアに行ってる間、私もっと勉強して書くから。物語」と、中学時代に固い約束を交わしてイタリアへ旅立った聖司と、日本に残った雫。10年後、チェロ奏者として活動する聖司(松坂)と、児童書の編集者として働きながら物語を書き続けていた雫(清野)は、お互いの存在を心の支えに夢に向かって走り続けていた。しかし、仕事で大きなミスをしてしまった雫は、人生の答えを求め、ある場所へと向かう。

予告編では、地球屋に訪れバロンとの再会を果たす清野演じる雫の姿や、チェロを演奏する松坂演じる聖司の姿などが描かれている。また、地球屋の店主と雫が耳に手を当て、心の声に耳を傾ける姿なども。さらに主題歌は杏がカバーする名曲「翼をください」に決定し、誰もが知る名曲を杏が澄み渡る歌声で、爽やかに歌い上げ、物語を彩る。

解禁された本ポスターでは、見晴らしの良い丘の上で約束を交わす中学生の雫と聖司が朝日に照らされている。10年の月日を経てイタリアと日本とで離れて暮らす2人の姿、そして、2人の姿を変わらぬ眼差しで見守り続けるバロンが写し出された

追加キャストも明らかに。雫が働く出版社の部長に音尾琢真、先輩役に松本まりか、後輩に中田圭祐が決定。そして、雫が担当を受け持つことになる作家・園村役を田中圭が演じる。また、雫の両親を小林隆、森口瑤子が演じ、聖司の祖父であり地球屋の店主でもあるおじいさんを近藤正臣が演じている。ムビチケカードの発売情報も解禁され、バロンがこちらに真っ直ぐに視線を向けるデザインとなっている。

(C)柊あおい/集英社 (C)2022『耳をすませば』製作委員会 (C)Junko Tamaki(t.cube)