米Appleは7月11日(現地時間)、「macOS Ventura」(今秋正式版リリース予定)のパブリックベータテストを開始した。
有効なApple IDを持っていてApple Beta Software Programの規約に同意して登録すれば、誰でもパブリックベータ版をインストールして試用できる。ただし、パブリックベータ・プログラムは問題の修正や品質向上のためのフィードバック収集を目的としており、開発途中のバージョンのため、エラーや不具合が発生したり、正しく機能しない可能性がある。Appleはメインデバイスへのインストールを避けることを強く勧めている。
パブリックベータ版の導入のステップは以下の通り。
- Apple Beta Software Programのページでプログラム参加登録(すでに登録済みの場合は不要)。
- インストールするMacのバックアップを作成。
- 「macOS Public Betaアクセスユーティリティ」をダウンロードしてインストーラを実行。
- 「システム環境設定」の「ソフトウェア・アップデート」からmacOS Ventura betaをダウンロードしてインストール。
macOS Venturaは、開いているアプリとウインドウを自動的に整理してマルチタスクをより快適にする 「ステージマネージャ」 、iPhone XR以降のiPhoneをWebカメラとして利用できる「連係カメラ」といった新機能を備え、「メッセージ」が送信済みメッセージの編集や取り消しに対応、「メール」でも送信予約や送信取り消し(送信後最大10秒)が可能になる。iOSで提供されてきた「天気」アプリと「時計」アプリがmacOSにも登場。Spotlightが新デザインになり、クイックルックやクイックアクションなどを利用できる。MetalFX Upscalingを導入する最新のグラフィックフレームワーク「Metal 3」に対応。Apple Siliconを搭載したMacで、高解像度で品質の高いゲーム映像を実現でき、WWDCではMetal 3に対応するリリース予定のタイトルとしてカプコンの「バイオハザード ヴィレッジ」が紹介された。
macOS Venturaに対応するMacは以下の通り。
- iMac(2017年以降)
- Mac Pro(2019年以降)
- iMac Pro(2017年)
- Mac Studio(2022年)
- Mac mini(2018年以降
- MacBook Air(2018年以降)
- MacBook(2017年以降)
- MacBook Pro(2017年以降)