女優の板谷由夏がこのほど、東京・汐留の日本テレビで行われた同局系ドラマ『家庭教師のトラコ』(20日スタート、毎週水曜22:00~)の完成披露試写会に出席し、息子役を演じる阿久津慶人からの手紙に感激した。

  • 板谷由夏

橋本愛が「合格率100%を誇る 謎多き家庭教師」トラコを演じる同ドラマ。板谷は、トラコの教え子となり、抱え込んだ問題を言い出せない小学6年生・下山高志(阿久津)の母・智代を演じるが、今回は息子役からの母親役への手紙がサプライズで読み上げられることになった。

中村蒼が代読した阿久津からの手紙は「板谷さんへ。僕は自分の気持ちを言葉で伝えるのは苦手ですが、今日は手紙なので頑張って伝えたいと思います」と始まり、この時点で板谷は「もう泣いちゃう…」と動揺。

手紙の続きは、「僕は連続ドラマにレギュラーで出るのは今回が初めてなので、撮影は緊張してしまって、セリフが飛んでしまったり、うまくお芝居ができなくて、いつもたくさんNGを出してしまってごめんなさい。そんなとき板谷さんは、いつも『大丈夫だよ』とか『私だったら絶対できない』と優しい言葉をかけてくれて、本当に感謝しています。それから、板谷さんがガハガハと笑うと、一気に心が温かくなるから、僕は板谷さんの笑い声が大好きです。撮影では急にギューっと抱きしめられ、びっくりしすぎて固まってしまったときもあったけど、本当はすごくうれしかったです。この前は頭をなでてくれて、毎回ドキドキして照れくさくて、リアクションを隠しているけど、本当は全部うれしくて、心の中ではニヤニヤしています。次は僕が板谷さんをドキッとさせたいです。最後に1つ言いたいことがあります。板谷さんに初めてお会いしたとき、僕に『本当の家族のようになりたい』と言ってくれました。まだ恥ずかしくてセリフでしか言えてないですけど、普段から『母さん』と呼んでもいいですか? 母さん、いつもたくさん迷惑をかけてごめんなさい。たくさん助けてくれてありがとう。最後まで一生懸命頑張るので、これからもよろしくお願いします。また母さんに会えるのを楽しみにしています。高志より」と、読み上げられた。

11歳が書いたとは思えない感動的な内容に、板谷は目を潤ませながら、「自分の息子もそうだったんですけど、思春期の男の子なんで接し方が難しいんですね。だから、いろいろ私も探ってるんですけど、そんなふうに思ってくれてたとは…めちゃくちゃうれしいです。ありがとうございます」と感謝した。

  • 阿久津慶人

実生活でも昨年、子どもの中学受験を経験したという板谷は「血を吐く思いをしました(笑)。でも、乗り越えた感じがありましたね。本当に家族みんなでジェットコースターに乗ってるみたいに、彼の偏差値に一喜一憂したりして、中学受験を通して私は家族の団結力が生まれたかなと思います。でも、それでホッとしてたら次に次男の番が来るので、あ~またくる~と思っています(笑)」と明かした。

  • (左から)美村里江、中村蒼、橋本愛、鈴木保奈美、板谷由夏