事故車買取王は7月8日、「免許返納」に関する調査結果を発表した。調査は6月9日、親が車を所有している全国の40代~50代男女1,022名を対象にインターネットで行われた。
高齢ドライバーによる事故についてどのように思うかを尋ねたところ、「判断力の低下が影響している」(62.2%)が圧倒的に多く、次いで「運転操作ミスが多い」(25.2%)、「安全確認ができていない」(9.1%)という結果に。
そこで、「親が車を運転することについて心配なことや不安なこと」を教えてもらったところ、「事故の加害者とならないか」(77.8%)や「自損事故で大怪我をしないか」(47.9%)と心配している人が多いことがわかった。
続いて、免許返納のイメージを聞くと、「交通事故を起こすリスクが少なくなる」(68.3%)というメリットを感じている人が多くいる一方で、「移動手段が減ってしまう」(64.1%)、「買い物が面倒になりそう」(49.3%)、「外出の機会自体が減ってしまいそう」(46.7%)といったデメリットも感じていることが明らかに。
そこで、「免許返納をした方が良い年齢とはどのくらいだと思いますか?」と質問したところ、「80歳以上」(44.5%)が最も多く、次いで「75歳~79歳」(31.9%)、「70歳~74歳」(17.6%)と続いた。
次に、実際に、「親に免許返納について話したことがあるか?」と尋ねたところ、39.2%が「ある」と回答。きっかけを聞くと、「高齢ドライバーによる交通事故のニュースを見たこと」(71.7%)や「注意力や判断力が低下してきたこと」(29.8%)、「親の運転に不安を感じたこと」(22.5%)が上位に。
また、免許返納の義務化について意見を聞くと、8割近くが「賛成」(27.6%)、「どちらかというと賛成」(51.4%)と回答した。