嵐の二宮和也が、10日に放送されたラジオ番組『BAY STORM』(bayfm/毎週日曜22:00~22:30)に出演。自身の人生について語ったほか、俳優同士のケンカを仲裁するときの対処法を明かした。

この日は、「友人との会話で自分ばかり話してしまって反省した」というリスナーからのお便りを紹介。「しゃべりたかった波があったということ」と、肯定的に受け止めた二宮は、自身が相手の立場だった場合でも、「僕はその方が楽ですよ」とキッパリ。「僕はどっちかというと、対人が主体の人生として生きながらえているので。自分の主観、自分が主役の人生は、もう多分とっくのとうに終わっていて。人様とか、色んな周りの人に楽しんでもらうという人生にフェーズがなっているので、“自分がしゃべり過ぎて……”ということがなくなりましたね」と冷静に分析した。

“自分が主役の人生”ではないと語った二宮。「客観とか俯瞰で生きてると、ときどき“何が楽しいんだろう?”っていう気持ちに陥っちゃう(笑)」とぶっちゃけながら、「基本的にこの人生は、人様に楽しんでもらうものになってるという考えになってるから」と吐露する場面も。続けて、「それは、どうエンタメとかクリエイティビティというものにつなげていくかっていうだけの話で。そうすると、俺の仕事は、見てくださる仕事、聞いてくださる仕事だから、ちょっと主役っぽくなるじゃないですか。それで十分だと思っていて」と心境を明かすと、スタッフから、「カッコいい」と感嘆の声が上がった。

また、“自分の話よりも他人の話を聞くタイプ”だという二宮は、俳優同士のトラブルについても言及。俳優Aと俳優Bが演技論でケンカしていた場合、それぞれの考えを聞いたうえで、「そうだよね」「2人とも正解だから」と、両方の意見に対して肯定するそう。一方で、「そうやって眺めすぎてて、眺めることにイライラされて、激ギレされたことある(笑)。“お前の意見は何なんだ?”って。俺の意見だけないから。そこで、“俺の意見なんかないよ”って言ったら、また帰るのが遅くなるから、“ごめんごめん、そうだよな”って言って」と、苦笑しながら振り返る場面もあった。

「その人たちも、やっぱり抑えてるんですよね。現場とかで、“自分はこう表現したい”って思っても、“こうしてください”って言われて。抑えながら仕事してると、爆発したいときがあるわけじゃないですか」と、演技論で衝突する俳優たちの心情をおもんぱかった二宮。改めて、「自分ばかりが話してしまった」というリスナーの悩みに対し、「それとまったく一緒ですよね。たまたま、しゃべる波だったっていうだけで。(相手の話を)聞くときもあるでしょう? そういうことだと思います。だから、いいんだよ。謝んなくたって」と、優しくアドバイスして、話題を締めくくっていた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。