「吊るし雲」って聞いたことありますか? この不思議な形をした雲は富士山など高い山の風下に現れます。7月2日から富士山山頂に発生していた吊るし雲を発見し、駆けつけたのは富士山写真家の橋向 真さんでした。
いや。。凄すぎて言葉にならない…
これまでおよそ10年間に渡り富士山の写真を撮影してきた橋向さん。そんな「富士山のプロ」をも震撼させたのが、この日の富士山でした。不思議な形の雲、シルエットで浮かび上がる富士、それを映し出す湖…まるで4つの富士山が縦に繋がっているようです。そんな異様な光景に震えたのはフォロワーたちも同じでした。
「自然の造形美、凄い」「美しすぎて呑み込まれそうです。水面に映る世界も存在していそう!」「うわー!とか、やべー!しか言えないの笑」「別世界みたい、 異世界のような」「凄い何これっ! 神がかってる」などなど。投稿者であり撮影者である橋向さんにお話を伺いました。
■撮影者さんに聞く
……この写真を撮影したのはいつ、どこからでしょうか。
7月3日 日曜日の朝4時くらいです。場所は富士宮市の田貫湖です。
……撮影の状況などをお教えいただけますか。
前日からライブカメラをチェックしていて、この凄い吊るし雲は朝まで残るぞ! と予測して、深夜1時には家を出ました。富士山写真家なので、その辺りの予備知識は人並み以上だと思います。6月の梅雨時期は天候が不安定なので、こういうシーンは度々あるのですが、ここまで綺麗な状態で逆さ富士込みで撮影出来るのはレアケースですね。
……撮影する際に苦労・工夫した点はどこでしょうか。
状況が状況なだけに、仕事がら一眼レフにも作品として収めたいし、動画も撮りたい、タイムラプスも撮りたい、iPhoneでもー! と軽くパニックになっていました。
……吊るし雲のあとは天候が荒れる言われていますが、この時はどうでしたでしょうか。
凄いシチュエーションを撮影して満足してから後の記憶がありません(笑)。でも、一般的には天候不順の時に現れるものですからね。
……多く富士山の写真を撮影されていますが、その魅力は何だと思いますか。
やはりこうした人間の想像を超える自然の姿を目の当たりに出来る事ですね。身体が震えたり、鳥肌が立ったり、泣きそうになったりするんですよ。まさにそこに神の気配を感じています。
▼いや。。凄すぎて言葉にならない…
いや。。
— 新富士山景・神気🗻橋向 真 (@MakotoHashimuki) June 25, 2022
凄すぎて言葉にならない…#富士山 pic.twitter.com/XKr0PC8LO3