「フィールドテスト」をご存知ですか? iPhoneの隠し機能ならぬ"隠しアプリ"といえる存在で、iPhoneがどの周波数帯/バンドを使い通信しているか、受信感度はどうか、といった携帯電話ネットワークの通信状態を数値化して確認することができます。
フィールドテストは、電話アプリのキーパッドで「*3001#12345#*」をダイヤルすることで起動します。それほど利用する機会はないものの、ステータスバーのアンテナピクトでは難しい細かい情報を読み取れますから、いざというときに使いたいアプリであることは確かです。
しかし、この「*3001#12345#*」という数字や記号のら列は忘れやすいもの。先頭は「*」と「#」のどちらだったか、続く数字は何だったか、途中に記号が入るのかどうなのか、あやふやになってしまいがちです。当然、1文字でも間違えば起動できないのでなおさらです。
ダイヤルするものであれば連絡先に登録すればいいだろう、と考えるかもしれませんが、それだけではふじゅうぶんです。連絡先に登録したものをタップしても、一瞬のうちに「通話終了」となりフィールドテストは起動されません。
そこで利用したいのが、この方法。キーパッドなどを使い連絡先に登録するところまでは、電話をかけるときと同じですが、タップせずにコピーを実行します。そして電話アプリのキーパッド画面に移動し、上部の電話番号が表示されるエリアを長押しして現れた「ペースト」をタップすればOKです。
タネを明かすと、なーんだ、という気もしますが、メモか何かを見ながら手入力する方法よりミスは少なく、情報を保存した場所を忘れることもありません。フィールドテストを起動しようとするたびにインターネット検索している、入力ミスを繰り返している、という人にはお勧めの方法ですよ。