打ち上げ後、順調に試験運用が行われ、ブラジルのブラジリア、オランダのロッテルダム、フィリピンのマニラなど、世界各地の都市の撮像にも成功。今回は、その3都市の画像が公開された。
シンスペクティブは2026年前後には30機による衛星コンステレーションを構築する計画で、2022年内には商用試作機である「StriX-1(ストリクス・ワン)」の打ち上げを予定している。また、2023年までにはさらに3機が追加され、6機体制とする予定だという。最終的に30機の衛星コンステレーションを構築することで、世界のどの地域で災害が発生しても、2時間以内の観測を可能とするとしている(6機体制では24時間以内)。
また、観測したデータを自動解析し、災害時の早期状況把握を実現するソリューションの開発も推進し、コンステレーションの実現と併せて、世界の災害対応能力の飛躍的な向上を目指すとしている。