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【この記事のエキスパート】
自転車整備士:椿 直之

自転車整備士:椿 直之

大手スーパーに4年、ホームセンターに5年勤務した経験を活かし、販売していた商品の特徴や使い方などをご紹介。
現在は独立して自転車店を経営している。
大学のイベントで点検会を開催したり、自転車整備士を目指す方々に向けた研修で講師を務めたりしているため、自転車関連の知識が豊富。
特に年齢別、タイプ別、用途別での自転車の選び方などの紹介に定評がある。


自転車を利用するさいに必ず必要といって良い鍵。ワイヤーやチェーン、リングなどのタイプがあります。この記事では自転車用の鍵(自転車ロック)の選び方やおすすめ商品をご紹介しています。盗難から守る、防犯性にすぐれた鍵も掲載していますので是非参考にしてみてください。

自転車用鍵の選び方

出典:Amazon

自転車整備士の椿 直之さんへ取材をして、自転車用鍵の選び方を教えていただきました。主なポイントは下記の2つになります。

【1】鍵のタイプから選ぶ
【2】駐輪時間に合わせて選ぶ

ワイヤーやチェーンなどのタイプごとの特徴をチェックすることが大切です。盗難リスクを抑えたい方は駐輪時間などもふまえて、自分の使用環境に合ったものを探してみてください。

【1】鍵のタイプから選ぶ

自転車用鍵には「ワイヤーロック」「チェーンロック」「ブレードロック」「U字ロック」「リングロック」「箱錠・前輪錠・前錠」の6タイプにわけられます。それぞれの特徴について解説します。

ワイヤーロック|軽くて持ち運びやすい

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ワイヤーロックはケーブルロックとも呼ばれており、名前のとおり金属製のワイヤーを何本にも束ねたもので、使用しないときは巻きつけて持ち運べるのが特徴です。移動先でも使用するときは、サドルなどにコンパクトに収納できるブラケットつきを選びましょう。

商品によって長さや太さ、ロック方式が異なり、バリエーションも豊富です。自分の使い方に合ったものを選ぶことができるでしょう。

チェーンロック|切断されにくい

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チェーンロックは金属製のチェーンが布で覆われた自転車用の鍵です。チェーンが太いほど切断されにくいですが、太いものや長さのあるものは切断されにくい特徴があります。

ただし、重さのあるチェーンロックは、持ち運ぶには少し不便を感じる方もいるかもしれません。どうしても持ち運びたい方は、肩にかけられるものを選ぶとよいでしょう。長い時間と肩にかけていると身体に負担がかかるため、走行距離もふまえて選んでください。

ブレードロック|コンパクト&頑丈

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ブレードロックは金属プレートを環状につなげたもので、コンパクトに折りたためるのが特徴。金属プレートの角度を変えることで、自転車を自在にくくることが可能です。

折りたたんでも型くずれがしないので自転車に乗るときは、鞄などに入れておくことが可能です。ただし、金属製のため、サイズが大きくなればなるほど重くなります。商品によっては自転車に取り付けられるブラケットに収納できるものもあるので、用途に応じて選んでみてください。

U字ロック|開錠に時間がかかる

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U字型の金属製の鍵は、頑丈でワイヤーロックよりも切断や開錠に時間がかかるため、盗難リスクを抑えることが可能です。

伸ばしたり、形を変えたりなどができないため、本体フレームとタイヤや、本体フレームと柵など近くにあるものの固定に向いています。サイズが大きなものは重くなるため、持ち運ぶならコンパクトなサイズを選びましょう。

リングロック|短時間の停車時に便利

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リングロック(リング錠)は一般的なシティサイクルなどには標準装備されている鍵です。コンビニなど短時間の停車時に自転車を守ってくれます。

ロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクといったスポーツバイクには標準装備されていません。スポーツバイクを街乗りに愛用されている方でリング錠を使用されたい方は、商品によってはスポーツバイク向きのリングロックもあるので、チェックしてみてください。

箱錠・前輪錠・前鍵|組み合わせて使用する

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箱錠・前輪錠・前鍵は、自転車には標準装備されていた鍵ですが、近年では後づけタイプが主流です。開錠には鍵を使用するものが多くあるため、鍵の管理には注意しましょう。リングロックと組み合わせて使用すると、防犯性能が高まります。

商品によっては取りつけられないものもあるため、フロントフォークの太さなど取りつけられるかどうかを確認してください。

【2】駐輪時間に合わせて選ぶ

自転車の鍵が必要なシーンは、自転車から降りて離れるときに鍵をかけます。盗難リスクは駐輪時間が長いほど高くなるため、駐輪時間に合わせた鍵を選ぶことが大切です。防犯性能を高めるためにどのような鍵を選べばよいのか解説します。

長時間|重量のあるもの・複数つける

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マンションの駐輪場や飲食店、商業施設などへ入るために長時間駐輪するときは、重量のある鍵を選びましょう。ワイヤーやチェーンはなるだけ太さのあるものを選んでください。

重量が1kg以上あると持ち運ぶのがたいへんなので、複数の鍵を組み合わせてつけると、見た目だけで時間がかかりそうだと思わせることができます。長時間の駐輪はサドルやライトだけの盗難リスクも高まります。本体のパーツ同士をくくれる長さのあるものを用意しておくと便利です。

短時間|軽量でコンパクトな鍵を選ぶ

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コンビニやスーパーなどへ立ち寄るために短時間だけ駐輪するなら、サッと施錠できるリングロックが便利です。しっかり鍵をかけたい方はフレームにぶら下げておけるコンパクトなU字ロックを用意してください。

高価なロードバイクはとても狙われやすく、短時間でも被害に遭いやすいため、ロードバイクユーザーは狙われていることを意識して鍵を選ぶことが大切です。

【自転車整備士】がアドバイス
自転車の盗難対策には必須アイテム

【エキスパートのコメント】

自転車での外出時に、必携となるアイテムの一つです。スポーツバイクはもちろん、ママチャリ使用の方も車体付属の鍵があるからと安心してはいけません。

ワイヤーロックやチェーンロックをうまく活用し鍵を2重にかけることによって抑止力となり、さらなる盗難防止効果が期待できます。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)