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【この記事のエキスパート】
自転車整備士:椿 直之
大手スーパーに4年、ホームセンターに5年勤務した経験を活かし、販売していた商品の特徴や使い方などをご紹介。
現在は独立して自転車店を経営している。
大学のイベントで点検会を開催したり、自転車整備士を目指す方々に向けた研修で講師を務めたりしているため、自転車関連の知識が豊富。
特に年齢別、タイプ別、用途別での自転車の選び方などの紹介に定評がある。
自転車のメンテナンスに欠かせない『空気入れ』。さまざまな種類の空気入れが販売されていて、携帯できるコンパクトなサイズのものや、電動のものもあるのというのをご存知でしょうか?この記事では、自転車用の空気入れの選び方のポイントやおすすめ商品をご紹介しています。
自転車用空気入れの選び方
さまざまな種類があり、数多く販売されている自転車の空気入れ。いったいどの商品を選べばいいのだろうと迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。ここからは自転車空気入れの上手な選び方を紹介していきます。主なポイントは下記の4つになります。
【1】空気入れのタイプで選ぶ
【2】手動と電動のちがいで選ぶ
【3】バルブ様式をチェックして選ぶ
【4】空気圧計がついているかどうかで選ぶ
自転車整備士・椿 直之さんのアドバイスも紹介しているので、自分にぴったりの自転車空気入れを選ぶために参考にしてみてください。
【1】空気入れのタイプで選ぶ
自転車空気入れには電動でらくに空気を入れられるものや、携帯できるコンパクトな商品などさまざまなタイプのものがあります。使用頻度や用途などを考慮して自分にあった商品を選びましょう。
フロアポンプ:安定した使い心地
自転車空気入れとして一般的なフロアポンプタイプ。地面に置いて足で固定し、ハンドルを上下させて空気を入れるものが主流です。持ち運びには不便な大きめの商品が多いので、自宅に置いておく用に向いています。
リーズナブルに購入できる商品が多く、付属のアダプターを使ってボールやビニールプールの空気を入れるのにも活躍します。
携帯・ハンディポンプ:コンパクトで携帯にも便利
コンパクトで軽量な携帯・ハンディポンプタイプ。バックのなかに入れておいたり、専用のブラケットを使って自転車に取り付けておくことも可能です。外出先でも必要なときに使用することができて便利です。
マウンテンバイクやロードバイクなど、趣味でサイクリングを楽しむ方には必需品の空気入れです。プールやビーチで浮き輪に空気を入れる場合に使用できる商品もあります。
【2】手動と電動のちがいで選ぶ
手動の自転車空気入れは、空気を入れるのにある程度の労力が必要ですが、電動タイプは電気の力でらくに空気を入れることができます。空気圧を設定できる商品が多く、設定値に達すると自動停止する商品も。
電動タイプは電源が必要だったり、使用前に充電が必要なので、充電を気にせずいつでもすぐに使用したい場合は手動タイプがおすすめです。
【3】バルブ様式をチェックして選ぶ
自転車の空気を入れるバルブ部分には、英式、仏式、米式の3種類の様式があります。お使いの自転車のバルブを確認して、対応している自転車空気入れを選びましょう。
英式バルブ:シティサイクルなどの多くの自転車に採用
日本国内で流通しているシティサイクル、子ども用自転車に採用されていることが多い英式バルブ。海外ではダンロップ・ウッズバルブとも呼ばれます。
英式バルブ用に、先端部分が洗濯バサミのような形のクリップがついた空気入れもあります。英式バルブに対応した空気入れはリーズナブなものが多く、ホームセンターなどでも購入することができます。
仏式バルブ:ロードバイクなどの細いタイヤに採用
細長い形状のバルブで、ロードバイクや一部のクロスバイクなど、タイヤが細めの自転車によく採用されています。プレスタ・フレンチバルブとも呼ばれます。
高い空気圧のチューブであることが多く、空気入れも高い空気圧に対応できる商品を選ぶ必要があります。先端にボルトがついているので、空気を入れるときはボルトをゆるめる必要があります。
米式バルブ:マウンテンバイクなどの太いタイヤに採用
太めで寸胴な見た目の米式バルブ。マウンテンバイクやBMXなど太めのタイヤの自転車に採用されていることが多い様式です。シュレーダーバルブとも呼ばれています。自動車やオートバイなどもこのタイプのバルブが使われています。
米式バルブに対応する空気入れは多く、幅広い商品から米式バルブにあった自転車空気入れを選ぶことができます。
【4】空気圧計がついているかどうかで選ぶ
ロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツバイクは、タイヤを適正な空気圧の状態にしておかないと走行中にパンクなどのアクシデントに見舞われる危険性も。タイヤの空気圧がチェックできる空気圧計が付いている空気入れなら、スポーツバイクのタイヤのメンテナンスにぴったりです。
手動タイプの空気入れには空気圧ゲージがついている商品がありますが、電動タイプにはデジタル表示の空気圧計がついている商品があります。
【自転車整備士】がアドバイス
【エキスパートのコメント】
空気圧管理は自転車の最重要メンテナンスです。
快適な走行を実現し、タイヤのパンクを防ぐために一番重要なことは、空気圧の管理です。タイヤの適正空気圧を保持するために空気圧計の付いたものを選びましょう。
使用感では軽い力でポンピングできるものや、各種バルブに対応できるものがおすすめです。出先でのトラブルに備えて、携帯型も持っておくとよいでしょう。