UMAMI BURGER JAPANはこのほど「UMAMI BURGER(ウマミバーガー)」のメニューをリニューアル。日本ではまだ珍しい「スマッシュバーガー」のラインナップを充実させたほか、2017年の日本上陸時からの不動の人気メニュー「トリュフバーガー」を風味豊かにパワーアップさせるなど、さらにハンバーガーを楽しめるメニューが増えている。
「UMAMI BURGER」はうま味が多く含まれる食材である牛肉・チーズ・トマト・きのこなどをふんだんに使用し、うま味を最大限に引き出す調理法でその味わいを堪能できることから人気。2017年の日本上陸時に店舗に行列が絶えないなど、大きな話題となった。
今回のリニューアルのポイントはなんと言っても「スマッシュバーガー」のラインナップを充実させたこと。スマッシュバーガーは、通常の丸く成形されたビーフパティではなく、肉をゴロゴロとした状態のまま鉄板に押し付け焼き、カリカリにしたものをバンズに挟む。そうすることで表面が香ばしくなり、食感や肉の風味をより楽しめるハンバーガーとなる。
この「スマッシュバーガー」はまだ日本では食べられるところがあまりなく、名前を聞いたことがないという人も多いだろう。もともとは米国シアトルやデンバーが発祥。コロナ禍に入って駐車場のような屋外で営業するハンバーガー店も多かったそうだが、ビーフパティを成型せずにそのまま焼けることから広く採用されたそう。その後カリフォルニアでも広まりブームとなり、日本にも伝わった。
通常のハンバーガーと異なるのは、肉がカリカリに焼かれること。鉄板でぎゅっと押しつける(=スマッシュする)ことでその表面積は約3~4倍にまでつぶされ、肉の香ばしさがアップ。特に「UMAMI BURGER」で提供される「スマッシュバーガー」はこのビーフパティを2枚挟んでおり、通常のハンバーガーよりもボリュームがあるのが特徴だ。
食べてみると確かに肉は香ばしく、共に挟まれているピクルスの酸味とのコントラストが飽きずに食べ進められる。ウマミソース・スライストマト・オニオン・アメリカンチーズ・シュレッドレタス・スライスアボカド・ディルピクルス・ダブルスマッシュパティとさまざまな味がハーモニーを生み、かぶりつくたびに異なる味がするのが楽しい。
人気NO.1「トリュフバーガー」はさらにおいしく
さらに「ニュートリュフ」は「トリュフ」バーガーを2017年の日本上陸時から初めてリニューアルしたメニュー。トリュフアイオリやトリュフチーズはそのままに、エリンギソテーやオニオンピクルスを加えることでさらにトリュフの風味や味わいをより濃く楽しめるようにバージョンアップさせた。
UMAMI BURGER JAPANで全メニュー開発を手掛けるシェフの吉田ナワーフ氏はもともと専門としていたタイ料理を応用、これまでなかった「食感」を加えることを思いついた。エリンギソテーやハーブの一種であるセルバチコ、オニオンピクルスなどを新たに加えることで食感をプラス、さらに苦みのあるセルバチコにより、味わいを引き立たせた。見栄えも華やかに。
「他の味が増えることでトリュフ感が薄まってしまうのでは……」と思ったものの、食べてみるとそれが杞憂であることがすぐにわかった。エリンギソテーの存在によって不思議とトリュフ感はより濃厚に感じたし、シェフの狙い通り野菜が足されたことでシャキシャキ感が新鮮さを保ってくれ、最後まで飽きないのは計算しつくされている、と驚く。
ヴィーガンバーガーやワッフルフライにも新作
さらにヴィーガンバーガーやサイドメニューには新商品も登場した。
スマッシュバーガーのヴィーガンバージョン「ジ アース」。ビーガンバンズ・ビーガンチーズ・オニオン・グリーンゴッデス・ディルピクルス・ビーガンスマッシュパティと全ての食材をヴィーガンに対応している。パテは大豆由来のものだが、言われなければわからないほど大豆くささがない。緑色のソースは「グリーンゴッデス」で、パクチーとネギとパセリにビーガンマヨを混ぜて仕上げたもの。さっぱりと食べることができる。
サイドメニューにはエイヒレをヒントにした「トウガラシワッフルフライ」が新登場。酒のおつまみとして最高で、ビールと合わせてもよさそうだ。唐辛子がたっぷりとまぶされており、ピリピリと舌を刺激する辛さのあとに塩味がきて、夏にぴったり。
かなりピリ辛なので、マヨネーズをつけて中和しようとするが、まろやかになるというよりもさらに辛さが引き立つ感じがする。しかしそれが最高においしい。
リニューアルを経てさらにおいしく、そして夏にぴったりなメニューも充実した「UMAMI BURGER」。ハンバーガー好きならマストで食べておきたい。