7月1日、IHIの公式Twitterが投稿したダム用に魔改造された階段に、ネットでは「芸術的!」と注目を集めている。魔改造された階段とはいったんどんなものなのだろうか。

当該ツイートでは、「ダムの施工に携わっている弊社社員でも使用しているところを見たことがないという、ダム用に魔改造された階段」とコメントとともに、群馬県吾妻郡に建設された八ッ場ダムの階段を紹介している。ダムの端に合わせてブロック状に設けられた階段は、なんとも芸術的だ。規則正しく整列されており、構造美を感じる。

実はこのブロック状の階段、「フーチング」と呼ばれており、ダム本体と基礎岩盤法面(盛土などで作られた人工的な斜面)との接点付近に設けられているもので、基礎岩盤などを保護する目的があるそうだ。このフーチングを階段として利用するケースも多いようで、埼玉県の滝沢ダムや浦山ダムなどでも見られる。

ネット上では「これは、、、マインクラ・・・」「これはいいトレーニングになりそう(゚A゚;)ゴクリ」「天にも昇るような見事な階段ですね。」などの声が寄せられた。