クラレは7月7日 、小学6年生の「将来就きたい職業」「就かせたい職業」のアンケート結果を発表した。調査は1月中旬~3月中旬、2022年3月に小学校を卒業した子どもとその親1,147名(男の子とその親 各518名/女の子とその親 各629名)を対象にインターネットで行われた。

  • 小学6年生の男の子が「将来就きたい職業」

    小学6年生の男の子が「将来就きたい職業」

小学6年生の男の子が就きたい職業ランキング、今年も「スポーツ選手」(20.3%)がダントツの1位に。内訳を見ると、「サッカー」が37.1%(昨年44.7%)、「野球」が29.5%(昨年23.5%)と、両者の差が10ポイント以上縮まる結果に。また、「eスポーツ」が2年連続で3位となったことから、子どもが憧れるスポーツに定着してきたと言える結果となった。

続く2位は「ゲームクリエイター」(5.8%)で、過去最高順位を獲得。コロナ禍でのゲーム需要拡大やeスポーツの人気に加え、プログラミング教育が一般化する中、ゲームの制作という仕事に関心が高まっているよう。

次いで、3位「研究者」、4位「会社員」、5位「エンジニア」、6位「ユーチューバー」と続き、7位には「建築家」が昨年20位から大幅にジャンプアップ。以下、8位「教員」、9位「IT関係」、10位「医師」となった。

また、男の子の親が子どもに就かせたい職業は、1位「公務員」、2位「会社員」、3位「エンジニア」、4位「医療関係」、5位「スポーツ選手」が上位に。トップの「公務員」は、4年連続で比率を上げている。

  • 小学6年生の女の子が「将来就きたい職業」

    小学6年生の女の子が「将来就きたい職業」

小学6年生の女の子が就きたい職業は、「漫画家・イラストレーター」が初の1位を獲得。内訳としては、イラストレーターが8割、漫画家が2割となった。

以下、2位「教員」、3位「看護師」、4位「保育士」、5位「薬剤師」、6位「芸能人・歌手・モデル」、7位「医療関係」、8位「パティシエ・パン屋」、9位「医師」、10位「獣医師」、11位「美容師」と続き、12位には、昨年20位だった「スポーツ選手」が復帰した。

また、女の子の親が就かせたい職業についても、「公務員」がトップに。そのほか、2位「看護師」、3位「薬剤師」、4位「医療関係」といった医療職も上位に。5位には「教員」がランクインした。