リクシスは7月6日、ビジネスケアラー最新実態調査の結果を発表した。調査は5月、従業員500人以上の企業従業員(LCAT企業受講者)3万878人を対象に行われたもの。
「ビジネスケアラー」とは、仕事と介護を両立中のビジネスパーソン。まず、仕事と介護の両立に差し迫って向き合うビジネスパーソンは、40代後半〜50代後半で一気に急増する傾向が見られた。20代・30代にも1割弱いることが明らかとなっている。
ビジネスケアラーがケア対象としている人数については、約5人に1人にあたる16.84%が2人以上であることも分かった。
12歳以下の子どもがいるビジネスケアラーの割合は、「40〜44歳」(40.63%)と「30〜39歳」(40.38%)が4割以上となっている。
両親の介護を行っているビジネスケアラーのうち、配偶者がメインで行っている人の割合は、「60歳〜」が最も多かったものの15.46%にとどまっている。50代後半では約1割で、それ以下の年代は5%未満。「親の介護を配偶者に任せる」という選択がかつてのビジネスパーソンの典型的なケアモデルだったが、現状は少数派であることが判明した。