半導体業界のハブとして機能する東アジア
Digitimes Asiaでは、2021年におけるアジアの半導体関連企業の上位50社の総売上高は、前年比29.3%増の3489億9000万ドルで、世界の半導体産業生産額と比較すると、そこに占める割合は39.1%。アジア全体で見た場合では78.8%を占めるとしている。
なお、東アジアは、売上高トップ3のSamsung、TSMC、SK Hynixのみならず、ファブレス、アセンブリ&テスト、ウェハ、ICサブストレートのトップ企業が本拠を構えている地域であり、半導体製造のハブといえる。中でも台湾が17社と最多ながら、中国、日本、および韓国の成長率の方が台湾のそれよりも高い。これは、台湾の半導体企業が2020年に記録的な成長を遂げたため、2021年の成長率が比較的低くなった結果だという。また、中国を見た場合、ファウンドリトップのSMICが11位、アセンブリ&テストトップのJCET Groupが14位、ファブレストップのWill Semiconductorが17位に入っているという。