マクロミルは7月6日、「会社員の夏休みに関する定点調査(2022年版)」の結果を発表した。調査は6月17日~20日、全国20歳~59歳の会社員(マクロミルモニタ会員)1,000名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、会社員の夏休み取得率は78.7%。取得のタイミングは「お盆」(55.7%)が最も多く、「取得しない」という人は21.3%だった。
連休日数を尋ねると、「5日」(21.0%)が最も多く、「3日~5日」がボリュームゾーンで4割を占める結果に。また、「9連休以上」の長めのお休みを取得する人が2割いるなど、1人あたりの連休日数は、平均で「6.0連休」。理想の夏休みは平均で「8.2連休」であったことから、理想と現実の間には2.2日の差があることがわかった。
次に、夏休みの予算について調査したところ、昨年より6,609円増の平均4万8,706円と、コロナ前の水準に回復した。
夏休みの外出については、「おでかけ・旅行」(48.1%)が昨年よりも15.4ポイント上昇。さらに、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年よりも2.1ポイント上回っており、今年は、“外で過ごす夏休み”になるよう。
外出の内訳については、「国内旅行(泊り)」(65.0%)が最も多いものの、昨年と変わらず横ばい、「国内旅行(日帰り)」(38.3%)や「近場のお出かけ」(40.5%)はともに約5ポイント減少に。一方、唯一上昇したのは「海外旅行」(5.1%)で昨年よりも2.3ポイント回復。今年は海外旅行を含む、“まとまった”旅行・お出かけを楽しむ傾向にあることがうかがえた。
お出かけや・旅行が増える中、夏場のマスク着用に対する考えを聞いたところ、屋外では「外そうと思う」が29.7%、「外したいが、他人の目が気になり外せないと思う」が34.1%、「外したいが、コロナ感染の不安があり外せないと思う」が21.3%、「絶対に外さないと思う」が14.9%という結果に。厚生労働省が、熱中症防止の観点から、屋外でマスクの必要のない場面ではマスクを外すことを推奨すると発表しているが、“外したくても外せない”人が55.4%もいることが分かった。