長期休暇を取りやすい夏季シーズンは、日帰りのみならず、宿泊旅行も増えますよね。ところが旅慣れしていない方にとって、宿泊を伴う服装の準備に戸惑うのではないでしょうか。

「お洒落する」というより、昼夜の寒暖差に対応する工夫が必要だからです。

今回、マイナビニュースの男性読者400人を対象に「旅先での服装の悩み」について調査。のべ5,000人を超える方々の買い物に付き添い、トータルコーディネートのお手伝いをする服のコンサルタントが、「夏のお出かけファッション」の疑問を解消します。

  • 旅先の服装に迷うことはありませんか?

旅先の救世主になる「長袖のサマーアウター」

「夏だから半袖ばかり着替えに詰めて、いざ現地につき気温が低くて寒い思いをすることが多々ある」(30代/クリエイティブ関連)

「夏=半袖」というイメージも今や昔。行き先によりますが、長袖のサマーアウターは宿泊を伴う夏のお出かけに役立つもの。防寒のみならず、直射日光の紫外線から身を守る効果もあるため男性需要も増えています。

ただ長袖のサマーアウターを選ぶ際には、素材感にこだわりましょう。夏の素材である「麻」を生かしたリネンシャツは、長袖であっても暑苦しく見えませんし、シンプルなクルーネックTシャツによく合います。夏を印象付けるカラフルなタイプが多いので、ベーシックな白無地Tシャツで十分ステキに見えるはず。

また防シワ・ストレッチ・ウォッシャブルといった化学繊維の機能つきサマーシャツもおすすめ。折り畳み傘感覚でバッグに忍ばせてもシワが気になりませんし、不意に汚れてしまっても手洗いで洗えるからです。

なお、化学繊維のサマーシャツに合わせるTシャツは質感に気を配りたいところ。テカリがある機能つきサマーシャツには微光沢のTシャツがなじむでしょう。

Tシャツは「生地感」で選ぼう

「Tシャツの生地が薄いので、よれが目立ってしまう」(40代/事務・企画・経営関連)

気温の変化が激しい場合、サマーアウターを着脱する機会も多いはず。脱いでも、だらしなく見せない工夫が必要です。そのため生地感のしっかりしたTシャツを選びましょう。

注意してほしいのは、同じような綿100%のTシャツだったとしても、薄っぺらい生地ではヨレやすいため、肉厚なヘビーウエイトを選ぶこと。もしくは化学繊維がブレンドされた生地ならば、肉厚ながらも光沢あるものがおすすめです。

張り感あるTシャツは、一枚で着ても清潔感を醸し出せます。

宿泊日数プラスアルファ

「旅行に持って行く服装の量について、どの程度持って行くのが良いかいつも悩んでいます」(30代/IT関連技術職)

日中のアクティビティーでも変わりますが、直接肌に触れる半袖については宿泊の日数分プラス一着は用意したいところ。不測の事態に備えることで、ハプニングが生じても着替えられるからです。

そして半袖に合わせるサマーアウターについては、一泊二日の場合、連日着まわしても許されるのではないでしょうか。ただし、二泊以上の場合、プラスアルファを用意しましょう。

パンツについても寒暖差を考慮し、ショートパンツと通常のパンツを各1本ずつは欲しいですね。もちろん、場面でも変わるわけですが、暑い日中やリラックスしたいときはショートパンツでOKですし、ホテルの夕食などレストランにいくときは通常のパンツに履き替えましょう。

旅行はレジャーですが、レストランに入るときは旅先でもきちんとしたいですね。

普段着とは異なるレジャーのコーデ手法

「地味な組み合わせになってしまい老けた印象になってしまう」(30代/その他)

日常の普段着であれば、中間色のグレーやベージュを挿しておけば、何色を合わせても成立するはず。ところがレジャーという非日常においては、途端に老け込んだ印象に見える配色です。だからこそ旅行ファッションにおいては、メリハリを重視しましょう。

例えば、行先がマリンリゾートならば、白パンを軸にメリハリを意識した上半身を選びますし、アウトドアならば、大自然のグリーンに馴染むようカラフルなアイテムをトップスにもってきても素敵ですね。

グレーやベージュの中間色がNGという訳ではありませんが、全身のどこかに必ずメリハリを付ける主役アイテムを持っていきたいのです。

コーディネートで考えることで、用意するアイテム数を絞ることが可能です。長袖のサマーアウターを軸にして、Tシャツの質感にこだわりましょう。寒暖差を気にしない快適な旅行を楽しんでください。

調査時期: 2022年6月13~14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 30代以上の社会人男性400人
調査方法: インターネットログイン式アンケート