映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(6月24日公開)の本編映像が7日に公開された。
同作は2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載された人気漫画の実写化作。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田涼介)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリック(水石亜飛夢)の物語を描く。
完結編二部作の2本目となる『最後の錬成』では、エドとホムンクルスの生みの親とされる“お父様”(内野聖陽)の最終決戦が描かれている。山田は15キロ増量するほどの肉体改造をして挑み、エドと“お父様”の若い姿、そしてホーエンハイムの若かりし頃の姿である"奴隷23号"の一人三役を演じている。また、内野はホーエンハイム、お父様、さらには物語の鍵を握るフラスコの中の小人の声を担当した。
今回解禁された本編映像は、『鋼の錬金術師』のすべての物語の始まりでもある、遙か昔に栄えた国家クセルクセスにて奴隷23号(山田)がフラスコの中の小人に出会い、ヴァン・ホーエンハイムと名付けられる場面から始まる。フラスコの中の小人によって知識を与えられ、読み書きを教わったホーエンハイム(内野)だったが、ある時、”完全な存在”になることを望んでいたフラスコの中の小人は不老不死を求める国王を騙し、クセルクセスの国土を使った錬成陣で、国民の魂を使って賢者の石を錬成する。
その結果、肉体を手に入れたフラスコの中の小人はホーエンハイムと瓜二つの姿に変貌し、自由の身となる。そして、フラスコの中の小人と血を分けたホーエンハイムは、賢者の石によって不老不死の体を与えられたのであった。今回解禁となった映像の最後には、大勢の命を犠牲にした大惨事に絶叫するホーエンハイムの姿を捉えている。
(C)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会