とっておきの1枚をより"映え"させたいと思うのは、誰しも同じこと。けれど手間はかけたくないし、選ぶ項目がたくさんあってわからない...そんなとき重宝するのが、写真アプリの編集機能に含まれる「自動」ツールです。
自動ツールは、"映え"させたい写真を編集モードに切り替え、魔法の棒を絵柄にした自動ボタンをタップするだけで効果を発揮します。タップするたびに効果のオン/オフを切り替えられるので、気に入らなければ元に戻せばOK。なにもしなくても最初の状態が保存されるので、あとからオリジナルに戻すこともできます。
何がどう変わったかを確認したいときは、自動ボタン付近を左方向へドラッグしてみましょう。iOS 15に付属の写真アプリの場合、15のボタンが現れます。自動ボタンは、AIやマシーンラーニングの成果を生かし、それら15項目を自動調整してくれるのです。
露出、ブリリアンス、ハイライトといった15項目は、自動ボタンが調整した状態から任意の値に手動設定することも可能です。写真のプレビューをタップしてオリジナルと比較しつつ試行錯誤し、自分がベストと感じる状態まで調整してみましょう。自動ボタンが完全に自分好みの状態にしてくれるわけではないので、この「自動+α」の行程で仕上げることがおすすめです。
特に押さえておきたいのが、ハイライトとブリリアンスです。ハイライトを調整すると、自動ボタンの結果明るくなりすぎて色が飛び気味のとき、本来の色合い・色の濃さへ近づけることができます。ブリリアンスは暗い部分を明るくするための項目で、写真の自然な明るさを演出したいときに利用します。料理などツヤやテリを強調したい写真に重宝しますよ。