finalは、自社ブランドfinalの完全ワイヤレスイヤホン「ZE2000」を7月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は14,800円前後を見込む。カラーはマットブラックとアッシュグレイの2色。

  • ZE2000(マットブラック)

  • ZE2000(アッシュグレイ)

“完全ワイヤレスイヤホンの新しい定番”を目指した「ZE3000」(2021年発売)をベースに、異なったチューニングを施した製品。4月に開催された「春のヘッドフォン祭 2022 mini」で実機を披露しており、今回発売日や価格、詳細仕様が正式に決まったかたちだ。直営店「final STORE」やWebサイト「final公式ストア」などで予約受付を7月6日に開始した。

  • 「春のヘッドフォン祭 2022 mini」で初披露された、ZE2000(マットブラック)の実機

  • ZE2000(アッシュグレイ)の実機。こちらも「春のヘッドフォン祭 2022 mini」で初披露された

製品名は同社の手ごろな有線イヤホン「E2000」に由来し、ZE3000とZE2000もE3000、E2000と同じような関係性になっているとのこと。ZE3000とZE2000の見た目は、表面の仕上げ以外はほぼ同じで、超低歪を実現する「f-Core for Wireless」ドライバーや、本体の内部圧力を最適化する「f-LINK ダンピング機構」もZE3000から引き続き搭載。ただし、ドライバーや内部構造には一部違いがあり、それが音の仕上がりや傾向に反映されている。

音作りの違いについて、従来のZE3000は「広がりのあるナチュラルな音質で、楽曲の奥にある細かな音や響きを感じられる」のに対し、ZE2000は「ボーカルや楽器のサウンドをやや耳の近くに感じられる」と説明している。

  • ZE2000の充電ケース

通信周りの主な仕様はZE3000と変わらず、Bluetooth 5.2準拠で、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveをサポート。タッチ操作機能や、オートペアリング機能、片耳モードも備える。イヤホン本体はIPX4の生活防水対応。

連続再生時間は最大7時間で、充電ケース込みで最大35時間。ワイヤレス充電には非対応。SS/S/M/L/LLの5サイズのイヤーピースや、充電用のUSB Type-Cケーブルなどが付属する。