PayPay証券は、「物価上昇と資産形成に関する調査」の結果を7月4日に発表した。調査は6月3日〜6日、仕事をしている20歳〜69歳の男女500人を対象に行われたもの。
まず、物価上昇など予測できない事態に備えとして資産形成をしている人は49.2%であった。
副収入が必要だと思っている人にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「将来の備えが心配だから」(59.9%)で、次いで「物価上昇」(37.1%)、「本業の給料が低いから」(33.5%)、「本業の給料が上がる見込みがないから」(27.0%)が続いた。
副収入としてこれから得たいものを尋ねると、「投資」が42.5%で最多となった。年代別では、20代は58.7%と60代(21.8%)に比べて4割近く高い結果に。
さらに、副収入を得ている人に対し、副収入として既に得ているものを聞いてみると、「投資」が66.7%で最も多く、以下「ポイントサイト」(53.8%)、「アルバイト」(21.2%)が続いた。
現在投資をしている人を対象に「投資をはじめた時期」を聞いたところ、59.0%が直近3カ月以内〜約3年前と回答している。
投資をしていない人に対して、「はじめていない理由」について尋ねると、「やり方がわからない」が39.1%で最も多く、次いで「損しそう」(38.4%)、「知識がないとできなさそう」(35.4%)、「資金不足」(34.7%)が続いた。また、投資をしたいと考えている人は44.6%となっている。
今年(2022年)と3年前(コロナ禍前)のボーナスの使い道について聞いてみたところ、3年前に比べて増えたものは「投資資金にする」「医療費」であった。逆に減ったものは「物を買う」「旅行をする」など。「旅行」や「物を買う」など消費行動が減少している一方で「貯蓄」は増加せず「投資資金」が増加している。
毎月の投資に回せる資金については、「1000円未満」が22.0%で最多に。また、55.0%が1万円未満と答えている。