たまごを使ったデザートの王道といえば「プリン」ですよね! ご当地有名店がプリンを作ったりしていて、お取り寄せデザートとしても大人気。筆者の子どもたちも大好きなので、作ってあげたいという気持ちはありますが、手間がかかるのでなかなか挑戦できずにいました。
ところが、こんなものを見つけてしまったのです! その名も「おかしなたまご まわしてまわしてまるごとプリン」(希望小売価格2,400円/税抜き/タカラトミーアーツ)。たまごが丸ごとプリンになるというマシーンなのだとか。
これは気になると思い、本当に簡単にプリンが作れるものなのか、子どもたちと作ってみることにしました!
卵を高速回転させて温めるとプリンになる!?
箱の中には、可愛いプリンの形をしたマシーンが入っていました。説明書も入っているので、簡単にセットすることができました。
プリン作りに必要なものは、生卵とラップ、沸騰したお湯と鍋蓋です。それから、懐中電灯があると便利です。
プリンの形をした部分に卵をセットしていきますが、その前に懐中電灯で生卵であることをチェックしておくのがポイントです。生卵だと、光が透けて全体的にオレンジ色に見えるそうです。
この生卵を、プリンの形をした「たまごカプセル」に入れます。卵の尖った方を先に入れて、カチッと音が鳴るまで蓋をします。 まっすぐに入れないと、卵が割れてしまうので、注意が必要です。筆者も1個目の卵を割ってしまいました…。
そして、このたまごカプセルを本体にセットしていきます。後は簡単です。本体をしっかりと抑えて、レバーを前後に動かすと、カプセルが勢いよく回転します。
まずは2分を目安に回します。リズミカルに動かすのがポイントのようで、レバーが前後にぶつかった衝撃で卵の黄身が崩れて撹拌(かくはん)するんだそうです!
卵によって撹拌される時間が異なるので、懐中電灯でチェックしながら進めていきます。
筆者の子どもたちは、4分ほどレバーを動かし続けました。
すると…生卵とは透け感の違いを確認することができるようになりました。これには子どもたちも大興奮でした!
こうなれば、準備は完了です。
沸騰したお鍋の火を止めて、お鍋の中に卵を入れていきます。攪拌された卵は、とてもデリケートなので、ラップを巻かずにお湯に入れると割れてしまうそうです。必ず耐熱ラップで卵を巻いてからお湯に入れていきます。
お湯に入れたら、鍋に蓋をして30分待ちます。
割ってビックリ! たまごの中からプリン登場!
30分経過後、やけどに注意して卵を取り出します。
ラップの中を見ると、プリンの色をした黄色い成分が滲み出ていました。やはり撹拌された卵はデリケートなんですね。きちんとラップを巻いておいて良かったです。
でも、これ、明らかにプリンの色をしていますから、これはもしかすると成功しているのでは!? とワクワクしてきます。
ここまできたら、後は中身を確認するだけです。ラップから取り出して、卵を割ります。 すると、どうでしょう…?
感動的な瞬間が訪れました!
卵の中身が、プリンになっていました! 白身と黄身がきちんと混ざっている証拠ですね。 子どもたちも大喜びです。筆者も子どもたちと一緒にガッツポーズをしてしまいました。 気になるお味はというと…これまた不思議です。
卵だけなのに、香りもプリンなのです。味は、甘味はあまりないですが、素材の味が活かされたプリンという感じです。
少し弾力があるので、とろけるようなプリンには仕上がりませんでしたが、これはお鍋に入れる時間を調整すればお好みの柔らかさに仕上がるのではないかなと思いました。
筆者の子どもたちは、チョコレートのソースをかけて食べていましたが、「プリンの味がする~! 美味しいよ~!」と大喜びでした。
とにかく簡単なのがうれしいですし、卵をそのままプリンにしてしまうというのも面白いですよね!
猛暑が予想される夏休み。自宅で涼みながら、子どもたちと一緒に、楽しく簡単に! 美味しいプリンを作ってみるのはいかがでしょうか。