シャオミ、ライカと共同開発した「Xiaomi 12S」シリーズを中国で発表

シャオミは7月4日（中国本土時間）、同社とライカの戦略的パートナーシップの集大成となる新スマートフォン「Xiaomi 12S」シリーズを発表した。価格は3,999元より。日本を含む、中国本土以外での発売については不明。

• Xiaomi 12S Ultra

同シリーズは「Xiaomi 12S Ultra」「Xiaomi 12S Pro」「Xiaomi 12S」の3モデル構成。カラーは「Xiaomi 12S Ultra」がClassic BlackとVerdant Greenの2色、「Xiaomi 12S Pro」と「Xiaomi 12S」がBlack／Purple／Green／Whiteの4色。価格はそれぞれ次のとおり。

• Xiaomi 12S Pro

• Xiaomi 12S

ライカとの共同開発による高いイメージング性能

ライカとの共同開発により、最高級の光学システムを搭載。一方でシャオミのコンポーネント小型化技術も利用し、超高解像度／超高感度／低分散／低フレアの工学系を実現した。そしてイメージプロファイルとして、従来のライカの伝統に寄せた「Leica Authentic Look」と、シャオミのスマートフォンにおける経験をいかした「Leica Vibrant Look」の二つのスタイルを利用できるようにしている。

Xiaomi 12S UltraはカメラのセンサーとしてソニーのIMX989 1を搭載。1ピクセルあたりのサイズは1.6μmで、ピクセルビニングにより1ピクセルあたり3.2μmのセンサーとなり、ノイズの低減、ダイナミックレンジの拡大、光量アップなどの恩恵が得られ、低光量下での撮影クオリティが向上する。Xiaomi 12S ProとXiaomi 12SのセンサーはソニーのIMX707で、センサーサイズは1/1.28インチ、ピクセルビニング後の1ピクセルあたりのサイズは2.44μm。

• Xiaomi 12S Ultraは背面に大きなカメラを搭載

また、Xiaomi 12S UltraはDolby Vision HDRをサポート。より鮮明でシャープな動画の撮影が行える。動画撮影時にはHyperOISと呼ばれる、2フレーム間の差分を利用して手ブレ補正を行う技術を利用できる。

急速充電にも対応、プロセッサはSnapdragon 8＋ Gen 1

Xiaomi 12S Ultraは4,860mAhのバッテリを搭載し、有線接続時の67W急速充電、ワイヤレスでの50W急速充電に対応。さらに双方向ワイヤレス充電対応で10Wで他デバイスへの給電が行える。Xiaomi 12S Proのバッテリは4,600mAhで、有線接続時120W／ワイヤレス50Wの充電が可能。Xiaomi 12Sは4,500mAhのバッテリを搭載し、有線接続時67W／ワイヤレス50Wの充電に対応となっている。

プロセッサはQualcomm Snapdragon 8＋ Gen 1。ディスプレイはXiaomi 12S Ultra／Xiaomi 12S Proが最大輝度1,500nit／120Hz表示対応の6.73インチAMOLED、Xaiomi 12Sの画面サイズは6.28インチ。

最上位モデル「Xiaomi 12S Ultra」の主な仕様は下記のとおり。

• OS：MIUI 13（Android 12ベース）
• CPU：Qualcomm Snapdragon 8＋ Gen 1
• 内蔵メモリ（RAM）：8GB／12GB LPDDR5（6,400Mbps）
• ストレージ：256GB／512GB UFS 3.1
• ディスプレイ：6.73インチ AMOLED（3,200×1,440ドット）
• 通信方式：5G（Release 16、4x4 MIMO）
• アウトカメラ：48MP（Leica Summicron 1:1.9-4.1／13-120 ASPH.、13mm f/2.2）、50.3MP（Wide angle、23mm f/1.9）、48MP（Telephoto、120mm f/4.1 Periscope）
• インカメラ：32MP
• Wi-Fi：Wi-Fi 6 2x2 MIMO
• Bluetooth：バージョン5.2
• バッテリ容量：4,860mAh
• 防水／防塵：IP68
• サイズ／重さ：W74.92×H163.17×D9.06mm、225g