北海道・札幌の繁華街すすきのの一角に、サウナやフレンチトーストが楽しめる宿泊特化型ホテル「ホテル・アンドルームス札幌すすきの」が7月1日よりオープンした。
同ホテルは「一泊のストーリーを充実させる『&』があるホテル」をコンセプトが特徴となる。
本場さながらのロウリュを体験できる
「&」の一つであるサウナ。「ととのえ親方」の愛称で知られるプロサウナーの松尾大氏がプロデュースし、「メディテーション(瞑想)」をテーマに設計され、テレビや時計などを置かず、自分の世界に没頭できる空間が広がっている。
特筆すべきは世界シェアNo.1ブランド「HARVIA」製のサウナストーブを導入し、北海道では珍しいセルフロウリュが楽しめること。ストーンに水をかけると、ジュッという音とともに、質の高いロウリュが立ち上り、一気に室温が上がる。
日本のサウナは座りやすさを重視して床から寸法を出すことが多いが、ここではロウリュがサウナ内をめぐるのを計算し、それを最も感じられる位置に座面を設置。だからこそ、本場フィンランドさながらに、ロウリュが室内をめぐるのを肌で体感することができるようになっている。
一日のはじまりに、うれしい朝食メニュー
1階にはフレンチトースト専門店「FUSE COFFEE」を併設し、そのフレンチトーストを朝食に楽しめるのも、ここだけの「&」の一つ。
札幌市内の高級住宅街として知られる円山公園に本店を構える「パン・オ・トラディショネル」の食パンをアパレイユに一晩漬け込み、時間をかけて焼き上げるフレンチトーストは、ふんわりとした食感が魅力。
塩バターホイップやメイプルシロップが添えられているので、いろんな味わいが楽しめるのもうれしい。
朝食メニューは、フレンチトーストのほかに、サラダボウルや自家製ローストポークなどを挟んだ3種のトーストサンドを用意。部屋で食べたいという人には、トーストサンドのみ朝食デリバリーサービスを行っている。
充足感あふれる多彩な客室とサービス
地上13階建て、155室ある客室は全部で7タイプ。1名で利用できるスタンダードシングルから4名まで利用できる畳の小上がりがあるプレミアムツインまで幅広いニーズに対応し、最上階にはサウナを思う存分楽しめるプライベートサウナを備えた特別な一室もある。
また、ホテルでは宿泊者限定のサービスとして21~23時まで、北海道産のコーンやジャガイモなどを使った豚汁「おやすみそ汁」も1階のカフェにて無料で提供。
就寝前の小腹を満たしてくれるうれしい一杯で、そうした一つひとつのサービスからもホテルのホスピタリティの高さを感じ、宿泊特化型ホテルながら贅沢で満ち足りた気分にさせてくれる。
サウナでは水シャワーを座って浴びて
オープンを前に行われたレセプションでは、所有会社の東急不動産、運営会社のソラーレ ホテルズ アンド リゾーツの各代表者からの挨拶に加え、サウナをプロデュースした松尾大氏と札幌応援大使、北海道観光応援隊として北海道の魅力を発信している三好さやか氏のトークセッションも開催された。
松尾氏は「ホテル・アンドルームス札幌すすきの」のサウナには水風呂がないが、代わりに冷却器を入れたコールドシャワーが設けられていると言い、「座って水シャワーを浴びること」をおすすめ。
「立った状態で30~40センチの高さから浴びるのと、座って1メートル50センチくらいの高さから浴びるのでは、水滴の当たり方が全然違います。シャワー粒がすごく心地よいので、ぜひやってみてほしい」とアドバイスした。
さらに「サウナとホテルはとても相性がいい」と絶賛。「サウナと外気浴でととのった後にベッドに入るのは人生でも一番といえるくらいの心地よさを感じてもらえると思います」と語った。
オープンしたばかりの現在は開業記念スペシャルプライスとなっており、1室朝食付で大人1名5,780円~、大人2名1室4,120円~(1人あたり)で宿泊できる。
札幌出張のビジネスマンはもちろん、札幌市民や近郊に住んでいる人、さらにはサウナ—の皆さまのサ旅の拠点にもおすすめしたいホテルだ。