グランドセイコーの2022年新製品の実機を目にできる機会があったので、そこで撮影した写真とともにあらためて製品情報をお届けしたい。
グランドセイコー エボリューション9 コレクション スプリングドライブクロノグラフGMT(クロノグラフ15 周年記念限定モデル「SBGC249」)
グランドセイコーのクロノグラフ15周年を記念した限定モデル。Evolution 9 Collection(エボリューション9 コレクション)から、ストップウオッチとGMT機能を付加したモデルだ。ダイヤル色はコスモブルーで、時をつかさどる宇宙の瞬きを表現。ストップウオッチの針や秒針の流れるようなスイープ運針によって、「時」の流れを可視化している。
搭載するムーブメントは、特別調整精度のスプリングドライブ「9R96」自動巻き(手巻き付き)。平均月差±10秒(日差±0.5秒相当)の高精度を実現している。パワーリザーブは最大巻上時約72時間(約3日間)。
外装はブライトチタン。ケースバックはシースルーで、裏ぶたの素材はブライトチタンとサファイアガラス。ケースサイズは45.3mm×15.8mm、重さは140g。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラスで、日常生活用強化防水(10気圧)。
世界限定の本数は700本、うち300本が日本国内に割り当てられる。価格は1,430,000円で発売中。
なお、この「グランドセイコー エボリューション9 コレクション クロノグラフGMT」には、レギュラーモデル「SBGC251」も存在する。
上記限定モデルとはカラーのほかムーブメントが異なり、こちらはスプリングドライブ「9R86」自動巻き(手巻き付き)を搭載。平均月差±15秒(日差±1秒相当)となっている。パワーリザーブは最大巻上時約72時間(約3日間)。価格は1,320,000円で9月発売予定。
エボリューション9 コレクション スプリングドライブ GMT
グランドセイコーのデザインを規定する「セイコースタイル」を発展させて、腕時計としての使いやすさや美しさをさらに追求した独自のデザイン文法「エボリューション9スタイル」。これにGMT機能を付加したのが本作だ。
ダイヤルがライトグレーの「SBGE285」とブラックの「SBGE283」2モデルを用意。前者のダイヤルには、スプリングドライブの故郷である信州の冬の山肌を覆う「朝霧」から着想を得た、繊細な型打ちパターンが施されている。
ムーブメントはスプリングドライブ自動巻き(手巻き付き)「9R66」で、パワーリザーブは最大巻上時約72時間(約3日間)。精度は平均月差±15秒(日差±1秒相当)。
外装はブライトチタン。ケースバックはシースルーで、裏ぶたの素材はブライトチタンとサファイアガラス。ケースサイズは41.0mm×13.9mm、重さは122g。風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラスで、日常生活用強化防水(10気圧)。価格は両モデルとも968,000円。発売中。
エボリューション9 コレクション スプリングドライブ 5 Days Diver's 200m「SLGA015」
スプリングドライブ キャリバー「9RA5」を搭載した初の200m空気潜水用ダイバーズウオッチ、エボリューション9 コレクション「SLGA015」が登場。
セイコー独自のデザイン文法「エボリューション9スタイル」とダイバーズウオッチとして必要なISO規格、JIS規格を兼備。
ダイヤルには、日本沿岸を流れ、豊かな恵みをもたらす「黒潮」など「海流」の大きな力を感じさせるダイナミックな波のうねりを、緻密な仕上げで表現。また、セラミック製の回転ベゼル表示板を採用することで、耐傷性も高めた。
ムーブメントはスプリングドライブ自動巻き(手巻き付き)「9RA5」。平均月差±10秒(日差±0.5秒相当)の高精度を誇りながら、パワーリザーブも最大巻上時約129時間(約5日間)とパワフルだ。
外装はブライトチタン。ケースバックはスクリューバック。ケースサイズは43.8mm×13.8mm、重さは150g。風防は内面無反射コーティングのサファイアガラスで、200m空気潜水用防水。価格は1,375,000円、7月発売予定。
ヘリテージコレクション 44GS 55周年記念限定クオーツ特別制度モデル
信州の美しい「雲海」をダイヤルで表現した数量限定モデル「SBGP017」が登場。
1967年に発売され、セイコースタイルと呼ばれるデザイン文法を初めて具現化したモデル「44GS」。その誕生55周年を記念するSBGP017は、44GSのデザインを受け継ぐとともに、年差±5秒の特別精度調整モデルとなっている。
また、グランドセイコーならではの美しく仕上げられたクオーツムーブメントを裏ぶたのガラス越しに見ることができる点も特徴だ。このムーブメントは電池式のクオーツ「9F85」。
グランドセイコーのクオーツモデルを製造する「信州 時の匠工房」がある信州では、気候条件により美しい「雲海」を見ることができる。そこで本作のダイヤルでは、早朝のひとときだけ望むことのできる、幾重にも重なった雲の波を美しい水色で表現。44GS 55周年を記念した特別仕様のモデルに仕上げた。
外装はステンレススチール。裏ぶたの素材はステンレススチールとサファイアガラス。ケースサイズは40.0mm×10.7mm、重さは140g。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス、日常生活用強化防水(10気圧)。
世界限定2,000本、うち800本が日本国内に割り当てられる。価格は440,000円、7月発売予定。