メルカリで“60秒未満で売れた”人気ブランド、1位はアップル

メルカリは7月4日、7月2日のサービス開始9周年を記念して、1年のあゆみを振り返る「メルカリサービス開始9周年」インフォグラフィックスを公開した。「60秒未満で売れたブランドランキングTOP10」ではアップルが1位に輝くなど、リユース市場でもアップル製品の人気の高さがうかがえた。

メルカリが、興味深いデータを公開した

60秒未満で売れたブランドランキングTOP10

メルカリの醍醐味といえるのが「出品したらすぐ売れた」。人気の高い商品を裏付ける「60秒未満で最も売れたブランド」を調査したところ、1位は「Apple」だった。ベスト10内では、家庭用ゲーム機を中心としたエンタメ・ホビーカテゴリーの商品が多くランクインしている。興味深いのが、エプソンが2位、キヤノンが5位にランクインしたこと。自宅でのリモートワークに必要なインクジェット複合機を手軽に入手したいというニーズがあるようだ。10位までのランキングは以下の通り。

1位:Apple
2位:エプソン
3位:Zippo
4位:Nintendo 3DS
5位:キヤノン
6位:PlayStation Vita
7位:ゲームボーイアドバンス
8位:FEILER
9位:Nintendo Switch
10位:G-SHOCK

1位のアップルは納得。2位にエプソン、5位にキヤノンの2社が入り、一時期品薄になったインクジェット複合機（プリンター）をすぐに手に入れたい、というニーズが高まったとみられる

カテゴリー別シェア

カテゴリー別シェアは、本 / ゲーム / おもちゃを含む「エンタメ・ホビー」カテゴリーが最も高い構成比（26％）となった。昨年度も同様の結果となっており、家を起点としたライフスタイルが継続され、インドア向けの需要は高いままのようだ。各比率は以下の通り。

エンタメ・ホビー:26％
レディース:18％
メンズ:15％
家電:10％
スポーツ・レジャー:8％
コスメ・美容:6％
インテリア:4％
ベビー・キッズ:3％
その他:10％

エンタメ・ホビーがダントツの1位となった

物価上昇下でのメルカリ生活について

メルカリ利用者に対して「1年前と比較して物価の上昇を感じるか」という問いに対しては、80.9％が物価の上昇を実感していると回答。値上げ対策として、お手頃価格で商品を購入できるメルカリ需要もあるようだ。今後メルカリで、どのカテゴリの商品購入が増えるかついて聞いた回答は以下の通り。

服:15,394票
化粧品・コスメ:9,444票
書籍・漫画:9,256票
バッグ:8,911票
おもちゃ・ホビーグッズ:8,808票
趣味・レジャーグッズ:8,656票
野菜:8,478票
果物:7,193票
家電製品:7,119票
靴:6,708票

7位に野菜、8位に果物がランクインするなど、生鮮品を買うニーズも高まっている

世代別購入カテゴリーTOP3

世代別に購入傾向にある商品では、「エンタメ・ホビー」カテゴリーの人気が高く、自分の好きなタレントやアイドルなどの「推しグッズ」などを購入する人が多い。なかでも、キャラクターグッズに関しては、10代から70代のすべてでトップ3に入るなど、世代を問わず人気の商材となっている。各世代のトップ3は以下の通り。

10代:1位キャラクターグッズ、2位アイドル、3位K-POP/アジア
20代:1位キャラクターグッズ、2位アイドル、3位トレーディングカードゲーム
30代:1位キャラクターグッズ、2位K-POP/アジア、3位アイドル
40代:1位キャラクターグッズ、2位家庭用ゲームソフト、3位アイドル
50代:1位K-POP/アジア、2位アイドル、3位キャラクターグッズ
60代:1位生地・糸、2位キャラクターグッズ、3位植物/観葉植物
70代:1位K-POP/アジア、2位キャラクターグッズ、3位生地・糸