コネヒトは6月30日、東京都が発表した育休の新愛称「育業」に関する調査結果を発表した。同調査は6月29日~30日、3,923人を対象に、インターネットで実施した。

  • 育休の新愛称「育業」によって、休みのイメージを払拭できそうですか

育休の新愛称「育業」によって、休みのイメージを払拭できそうであるか尋ねたところ、43.7%が「できない」、35.6%が「どちらでもない」、20.7%が「できる」と答えた。

「期待できない」と回答した人からは、「周りの意識が変わらないと名前を変えただけでは、何も変わらない」「名称が変わっても仕事をしてないから休みと捉えられるのには変わりない」「育休が根付いてしまっているため。また、日本の歴史的に家事育児を仕事として認識している人が少ないため、育業は根付がないと思う」といったコメントが寄せられた。

「期待できる」と回答した人のコメントは、「休みのイメージを払拭することに繋がると思う」「まずは形から変えることが意識の変化につながると思うから」「男女問わず、出産、育児の経験が無い場合には具体的な過ごし方のイメージがつかないので(自分もそうだった)名前から変えてみるのは大いにありだと思います」「家のこと、家事や育児も業と言ってくれてありがたい」といったものだった。

育休の新愛称「育業」によって、育休は取得しやすくなりそうか聞くと、54.3%と半数以上が「できない」、33.0%が「どちらでもない」と回答した。「期待できる」は12.6%に留まっている。

  • 育休の新愛称「育業」によって、育休は取得しやすくなりそうですか?

「期待できない」と回答した人からは、「政府が育休を義務付けなければ今と変わらないと思う」「育児が大変だということ、男性も当事者であるという意識改革が必要」「取得する当事者の意識は変わっても、経営層や上の立場の人たちの意識は変わらないと思うので」といったコメントが寄せられた。

「どちらでもない」と回答した人のコメントは、「使い方次第。当事者ではなく周囲の人、上司、行政などみんなが当たり前の言葉として使うようになれば取得しやすくなりそう」「休みを取れるかどうかは職場の状況や上司の理解度によりかなり変わるので名前変更だけで劇的に変わるとは言えないが、少しずつ変革を遂げる良いきっかけにはなりそう」といったものだった。

「期待できる」と回答した人からは、「育児と仕事が対等になる表現に感じるから。単なる休みではない意味合いが強調されるので良いと思った」「休→休みのイメージ、業→仕事してるイメージ に変わるから」「育児も仕事のうち、という考え方になるから」などの声が集まった。