カップ麺で“冷やし中華”を食べられるだと? とんでもない世の中だぜ……。
近所のセブン-イレブンで気になる商品を見つけました。その名も「冷し中華海藻サラダ風」。ヤマダイのカップ麺ブランド「ニュータッチ凄麺」の期間限定商品で、販売価格は235.44円です。
各社いろいろな冷やし中華カップ麺を発売しているようなのですが、中でもこちらの「冷し中華海藻サラダ風」はSNSを見ても評判が良い様子。最近、季節外れに暑いしねえ。ということで早速食べてみることにしました。
パッケージをチェック
パッケージでまず目についたのが「凄麺」シリーズ最大の特徴でもある「ノンフライ麺」の記載。いわゆるフカフカした食感の「油揚げ麺」ではなくツルツルした「ノンフライ麺」は、確かに冷やし中華に合いそうな気がする。公式サイトによれば「中細ちぢれ麺がタレと良く絡みます」とのこと。
カロリーは348kcal。一般的なカップ麺が500kcal前後であることを考えると、単体で食べると物足りなさを感じる人もいるかもしれません。脂質もかなり抑えめの1.6gということで、ちょっとした副菜を別で用意しておくと安心だと思いました。おにぎりとかね。
作ってみた
このカップ麺、「冷やし中華」というだけあって作り方がユニークなんですよ。カップ焼きそばのように湯切りをした後、冷水を何度か投入しながらじょじょに麺を冷やしていくんですね。たしかにヌルい冷やし中華が美味しいとは思えないので仕方ないと思いつつ、ちょっと面倒ではある。本当はキンキンに冷やした冷水をブチ込めれば良いんでしょうが、筆者の家にそんなものはないので氷を入れながら水道水で冷却してみました。
麺が冷えたら、後入れのタレをかけて混ぜ、上に紅生姜を載せて完成です。
実食
鼻を近づけてみると、ふんわりとダシ醤油を感じますね。これはまさに冷やし中華の香り。一口目、勢いよくすすってみると……。
「ブフォアッーー!」
お酢の風味で見事にむせてしまいました。私ね、正直食べる前はそこまで期待していなかったんですよ。「冷たいカップ焼きそば」みたいな感じなんだろ?って。すいません、ノンフライのツルツルした麺にお酢の効いた醤油ダレがよくからんで、普通に冷やし中華です。
本当はここにチャーシューとか卵とかきゅうりとか入っていると「真の冷やし中華」なんでしょうが……それでもキクラゲやワカメが入ることで「サラダ風の冷やし中華」として成立してしまっているのがすごい。一本取られました。