女優の生駒里奈が、ABCテレビの7月クール新ドラマ『OTHELLO(オセロ)』(ABCテレビ24日スタート毎週日曜24:50~、テレビ神奈川26日スタート毎週火曜23:00~※TVer・GYAO! にて見逃し配信あり)で連続ドラマ初主演を務めることが3日、明らかになった。
同作は、『リング』『貞子』シリーズで「ジャパニーズホラー」というジャンルを確立した鈴木光司氏による完全オリジナル作品。物語は、大阪の小劇団「ENGINE」(エンジン)の劇団員たちが1本のVHSビデオテープをきっかけに次々と怪奇現象に襲われ始めることからスタートする。看板女優の山口麻依は本番の迫る公演を成功させるべく懸命に努力するが、劇団サイドはテレビ番組やSNSを使って怪奇現象を売名行為に利用。やがて日本中から怪しげな霊能力者が集まることに。
劇団の看板女優で主人公の麻衣は10年前の初演時に主演女優が急死したいわくつきの演目「DICE」(ダイス)の稽古に励んでいるが、実は病でこの世を去った麻依の姉・真理子も初演時に女優としてこの舞台に立っていた。今回生駒は、怪奇現象の真実に迫るヒロイン麻依と鍵を握るキーマン・真理子を1人2役で演じる。今年デビュー10周年を迎えた「乃木坂46」の1期生として活躍し、卒業以降は『真犯人フラグ』(日本テレビ系)などのテレビドラマや、映画『ROOOM』、『コープスパーティー』などで女優としてのキャリアを積んできた生駒の演じ分けに注目だ。
コメントは以下の通り。
■生駒里奈(山口麻依 役)
――まずは、脚本を読まれた感想をお聞かせください。
友情やちょっとした恋心、劇団の上下関係などの人間の感情の中に、ホラーのエッセンスが散りばめられていてワクワクしました。
――麻依は、どんな人物だという印象ですか? また、どのような麻依を演じたいとお考えですか?
麻依が目指しているのは女優ですが、夢の為に奮闘する一人の女性ということもあり、 なるべく“普通”に演じたいと思いました。
――今作が初めての連続ドラマの主演となります。意気込みをお願いします!
この作品、そしてこの作品に集まったキャスト、スタッフさん、それら全ての魅力が伝わるように振舞いたいです。
――生駒さんは、映画を中心にたくさんのホラー作品に出演されていますが、怖いものは得意ですか?
また、ホラーを演じるにあたって心掛けていることがありましたら教えてください。怖いものは得意じゃありません!見るのも避けています(笑)。演じるにあたっては“悲鳴をリアルにする”ということを心掛けています。
――最後に視聴者の方へメッセージをお願いします!
沢山の方をヒヤヒヤさせて、笑顔に出来る作品です。この暑い季節に、ぜひお友達や家族のみなさんとご覧ください!
■原作脚本・鈴木光司氏
最高のジェットコースターには最大級の傾斜角がつきもの。面白いドラマも同じく、視聴者の感情をぐわんぐわんと大きな振れ幅で揺さぶる。怖! と感じた次の瞬間に、笑いが起き、恋の期待に胸が膨らんだと思う間もなく、暗い井戸の底に叩き込まれ、出口の曙光に向けてまっしぐらに突き進んで……。
ラストで『オセロ』の意味がわかり、ホッと胸を撫でおろす、か否か……。ホラーテイストのコメディ、ダンスミュージカル風味の青春群像劇を存分に堪能してほしい。