ベビカムは6月30日、「産後の夫婦の性生活に関する調査」の結果を発表した。同調査は6月10日~21日、全国の妊婦と育児中の男女282人を対象に、インターネットで実施した。
出産後、セックスの頻度が変化した人に、どのような頻度になったか尋ねたところ、31.3%が「出産後、全くない」、26.5%が「年に数回程度」、18.3%が「月1回」と答えた。全体の半数以上が、「出産後、全くない」「年に数回程度」と回答している。
妊娠前のセックスと比べて精神面で違いが出たという人は54.1%だった。その内容について聞くと、「子どもが寝ている隣でセックスはやりづらい」「子どものことが気になって集中できない」など、子どもの存在が大きく影響していることがわかった。
からだの面で違うことがあると答えた人は43.3%だった。具体的には、「帝王切開の傷が気になる」「膣が緩い」「出産で会陰切開をしたので怖い」「濡れないし気持ちが乗らない」などの声が寄せられた。
自身の産後の性欲に変化はあるか尋ねると、50.4%が「ある」と答えた。変化の内容としては、ほぼ全員が「関心がなくなった」と答えている。
自身がセックスをしたい時に、パートナーに受け入れてもらえなかったことはあるか聞くと、24.8%が「ある」と答えた。その時の気持ちは「悲しい気持ちになった」「ショックだった」など、精神的にダメージを受けたというものが多かったが、「疲れているなら仕方がない」と諦めの気持ちを持った人もいた。
自身の気持ちが乗らない時に、パートナーから誘われたらどうしているか尋ねると、「相手が傷つかないように断る」「寝たふりをする」「理由を伝えて断る。スキンシップをとってフォローする」など、断るという人が多かった。その他の回答としては、「サービス精神でおつきあいする」「なるべく叶えてあげたいけど無理したくないからさっさと終わらせる」などもあった。
セックスがなかったら、夫婦の意味が薄れると思うか尋ねたところ、72%が「いいえ」と回答した。その理由は、「気持ちで繋がりたいから」「セックスがなくても仲良しなので大丈夫だと思う」「セックスだけが愛ではないから」などだった。一方、「セックスは夫婦間でするもの。ないと愛情表現が欠落していることになるので、関係性への影響もあると思う」「一緒にいる意味がわからなくなる」といった声もあった。