フランスベッドは6月30日、「睡眠と寝具の衛生意識の調査」の結果を発表した。調査対象は2022年6月22~23日、調査対象は20代~60代の個人、有効回答は1,000人。
「1週間に1度」が27.3%と最多
寝汗が気になることがあるか尋ねると、「気になる(よく+ときどき)」と答えた割合は全体の52.7%。パートナーの寝汗が気になることがあるかとの問いには、男性の16.7%、女性の52.8%が「気になる」と答え、男性より女性の方がパートナーの寝汗を気にする人が多いことがわかった。
自身の枕の臭いが気になるか聞くと、全体の33.3%が「気になる」と回答。 パートナーの枕の臭いが気になるかとの問いには、気にしている男性は13.5%にとどまったのに対し、気にしている女性は61.8%に上った。
枕やシーツに菌が付着しているのが気になることがあるか質問したところ、「気になる」との回答は、男性41.4%、女性62.0%と、ともに菌を強く意識している結果に。なお、世代別では30代以降、世代が上がるにつれて金への意識は低下していた。
寝具への菌の付着対策については、1位「なるべく洗濯している」(41.5%)、2位「枕の上にタオルを敷いている」(25.7%)、3位「消臭・抗菌・除菌スプレーを噴霧している」(22.0%)、4位「消臭・抗菌・除菌の寝具を使用している」(5.1%)となった。一方、「特に対策はしていない」との回答も27.3%あった。
枕カバーの洗濯頻度については、「1週間に1度」が27.3%と最も多く、専門家が夏の寝汗対策として推奨する洗濯頻度である「毎日」、「2 、3日に一度」は、それぞれ4.5%、10.8%にとどまった。「使っていない」「頻度が決まっていない」を除くと、推奨洗濯頻度に満たない人は全体の68.8%に上り、中には「半年以上洗濯をしない」という人も1.0%いた。
睡眠コンサルタント友野なお氏は「実は、寝具の衛生対策を怠ることは、睡眠の質の低下にもつながっていきます」と指摘。「暑い夜が続くこの季節、枕カバーを"2、3日に1回"は洗濯することが理想的です。また、枕自体の衛生対策機能という点で、丸洗いできるものや、吸湿性に優れた蕎麦殻素材の枕、除菌機能付き枕などがおすすめです」とコメントしている。