リクルートは6月30日、「東京駅まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅ランキング2022年版」を発表した。
調査は2022年2月~2022年4月、SUUMOに掲載されている、掲載物件が11件以上あり、東京駅まで電車で30分以内の駅から徒歩15分以内、10~40平米未満、定期借家を除くワンルーム・1K・1DKの物件を対象に管理費を含む月額賃料から中央値を算出している。
「東京駅まで電車で30分以内の家賃相場が安い駅ランキング」の結果、1位「蕨駅」(埼玉県蕨市)、2位「一之江駅」(東京都江戸川区)、3位「南船橋駅」(千葉県船橋市)が上位にランクインした。
堂々の1位となった「蕨駅」の家賃相場は6万円。東京駅までの所要時間短縮のためには乗り換えが効果的ではあるものの、路線のJR京浜東北線は首都の大動脈のひとつであり、乗り換えなしでの利用も可能。また、面積が5.11平方kmと全国で一番小さな市である同市では、近年「コンパクトシティー」構想が推奨されており、小さな市域の中に40以上の医療機関や保育園児童館、商業施設などがぎゅっと凝縮している。
3位の「南船橋駅」(家賃相場6.2万円)は、京葉線の快速列車の停車駅で、IKEAの日本1号店「IKEA Tokyo-Bay」や「ららぽーとTOKYO-BAY」のほか、深夜まで営業しているスーパーなどもあり、必要なものはなんでも近場でそろう便利さが魅力となっている。また、2020年末には通年型のアイススケートリンク「三井不動産アイスパーク船橋」がオープン。さらに、2024年には男子プロバスケットボールBリーグの「千葉ジェッツふなばし」のホームアリーナが完成予定となっている。
以下、4位「津田沼駅」(千葉県習志野市)、5位「竹ノ塚駅」(東京都足立区)、6位「堀切菖蒲園駅」(東京都葛飾区)、「小菅駅」(東京都足立区)、「新子安駅」(横浜市神奈川区)、「瑞江駅」(東京都江戸川区)、「船堀駅」(東京都江戸川区)と続いた。