楽天モバイルは7月1日、キャリアメールサービス「楽メール」の提供を開始した。追加料金は不要。午前9時から「my 楽天モバイル」上でメールアドレスの取得を受け付けている。MNP転出時のキャリアメール持ち運びサービスは8月以降に提供する。
5月13日の新料金プラン発表会でアナウンスされた時点では「楽天メール」と呼称されていたが、ドメイン部分の「@rakumail.jp」に合わせる形で、正式名称は楽メールに決定した。
楽メールは、無料通話やSMSにも使われる「Rakuten Link」アプリ内の機能として提供され、さまざまなコミュニケーション手段をひとつのアプリで管理できる。年内に提供予定のPC版Rakuten Linkも楽メールを内包する形で開発を進めているという。
ファイル添付は1つあたり10MBまで、1通あたりの受信容量は最大50MB、送信容量は最大25MB。メールボックスは最大500,000件または1GBまで保存でき、今後、容量を拡張する有料オプションの提供も予定している。
キャリアメールを必要とするユーザーが根強く存在する理由のひとつに、GmailやiCloudメールでは、フィーチャーフォンユーザーなどPCメールの受信拒否設定をしている人と連絡が取れないという問題がある。その点、新たなキャリアメールを提供する際には一社だけの対応ではなく、他社のメールフィルターで@rakumail.jpをキャリアメールとして扱ってもらう準備が必須といえる。
他の携帯キャリアとの連携状況について楽天モバイル広報に確認したところ、サービス開始時点でKDDIとソフトバンクは対応完了、NTTドコモは準備中とのことだ。
「楽メール」提供開始記念キャンペーン
楽メールの提供開始を記念し、総額200万円相当の楽天ポイント山分けキャンペーンが実施される。
キャンペーンは二本立てとなっており、まず楽天モバイルの公式Twitterをフォローし、対象の投稿を8月31日までにリツイートすると、抽選で10名に100,000ポイントが進呈される。
また、8月31日までに楽メールのメールアドレスを取得し、楽天モバイルで月間データ容量1GB以上の通信を行った人の中から、抽選で1,000名に1,000ポイントを進呈する。