元乃木坂46の松村沙友理が、平尾アウリ氏原作の人気コミック『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の実写ドラマで“えりぴよ”役を務めることが1日、明らかになった。ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマで10月にスタートし、松村は今作で地上波連ドラ初主演を果たす。
岡山県の地下アイドル“ChamJam(チャムジャム)”の人気最下位メンバー・市井舞菜と、彼女のために人生のすべてを捧げる熱狂的ファン・えりぴよとの尊い関係を描いたドルオタ青春コメディである同作は、2015年より「COMICリュウ」(徳間書店)で連載スタートし、累計発行部数100万部を突破、2020年1月にはアニメ化もされた大人気コミック。“推し武道”の愛称で親しまれ、マイナーで小規模ながらも地元岡山で地道に活動する地下アイドルグループ「ChamJam(チャムジャム)」と、彼女たちを応援する熱狂的なファンたちのまっすぐで懸命な姿を描く。
主人公の女性アイドルオタク・えりぴよを演じる松村は、グループ卒業後『プロミス・シンデレラ』(TBS)、『愛しい嘘~優しい闇~』(テレビ朝日)など女優として多数の作品に出演しており、今作が満を持して地上波連ドラ初主演となる。松村が演じるえりぴよは、推しのアイドル・舞菜にお金も時間もすべてを注ぎ込み、自分の服は高校時代の赤ジャージしか持っていないという熱狂的なアイドルオタク。全力で舞菜を思い続けるえりぴよを、元アイドルの松村がどう演じるのか。
監督を務めるのは、映画『4月の君、スピカ。』(19年)、『美作物語~風を奏でる君へ~』(23年)などを手掛ける大谷健太郎氏。『とらばいゆ』(02年)でバンコク映画祭最優秀長編映画賞を受賞するなど国内外で好評を博し、『NANA』(05年)では、同じ名前を持つ女性のかけがえのない友情を描ききった大谷氏が、今作でアイドルを推す女性ドルオタのひたむきさをコミカルに切なく映像化する。脚本は『私の夫は冷凍庫で眠っている』(21年、テレビ東京)、『家電侍』(22年、BS松竹東急)、『私(あたい)のエレガンス』(22年、BSテレ東)などを手掛ける本山久美子氏。初タッグとなる2人が、地下アイドルとドルオタたちの熱い姿をコミカルにみずみずしく描く。ChamJamが歌って踊る、躍動感にあふれたライブパフォーマンスシーンにも注目だ。
■松村沙友理 コメント
――原作は読まれましたか? 読まれて感想等ありましたらお聞かせください。
原作読ませていただきました! 以前からアニメも観ていて大好きな作品でもあって、さらに自分もアイドルだったこともあって、ファンの方からの視点で見えることがとても新鮮で、私自身こうやって応援していただいていたんだなと、自分に刺さるものがとってもありました!
――えりぴよは、どんな人物だという印象ですか? また、どのように演じたいとお考えですか?
自分にまっすぐで熱くて、何よりも推しのことを考えられる優しさを持っている人だなと思いました。えりぴよのコミカルさを大事にしながら、一途な熱い想いを表現できたらいいなと思います!
――今作が初めての連続ドラマの主演となります。意気込みをお願いします!
今からドキドキが止まらないですが、自分自身に通ずる部分もある作品なので、チームの皆さんと楽しみながらやれたらいいなと思っています!
――松村さんは、たくさんの作品に出演されていますが、様々な役を演じるにあたって、心掛けていることがありましたら教えてください。
現場で監督をはじめとするスタッフさんや共演者の皆さんとコミュニケーションをとることや、周りの方のアドバイスをちゃんと自分の中で消化できるように心がけています!
――最後に視聴者の方へ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の見どころとともにメッセージをお願いします!
かつて推されていた側に立っていた私が、今回は推しを推す側を演じさせていただくということでとってもご縁を感じています! 私も推しとともにこの作品への愛を一心に注いで素敵な作品をお届けできるよう、一生懸命頑張ります!ぜひお楽しみにしていてください!
――■原作・平尾アウリ氏 コメント
――「連続ドラマ化」のお話を聞かれた時の感想をお聞かせください。
実写にして頂くことは漫画家をやっていく上での最終目標だと思っていましたので、嬉しかったです。今作は特に実写だと難しいテンションの作品かと思っておりますので驚きましたが、制作に携わって下さっている皆様を信頼してお任せしておりますので、私自身も視聴者として放送を楽しみにしています。
――えりぴよ役の松村沙友理さんの印象を教えてください。
松村沙友理さんはお顔や振る舞いが大変可愛くて、以前から好きでお姿を拝見していましたので恐縮しております。
――視聴者の方へメッセージをお願いします!
音楽をアニメ版と同じ日向萌さんがお引き受けくださっていますので、アニメの雰囲気を好きでいてくださっていた皆様にも楽しんで頂けると思っていますし、ドラマ版では更にアニメとはまた違う楽しみ方ももちろんあるかと思います。様々な角度から改めて好きになって頂けましたら幸いに思っております。