銀座コージーコーナーは6月24日から、「キリン 午後の紅茶」とのコラボ第4弾「ジャンボシュークリーム(午後の紅茶 ミルクティー)」を全国の銀座コージーコーナー生ケーキ取り扱い店舗で期間限定での販売を開始した。銀座コージーコーナーとキリンビバレッジが語る"こだわりのポイント"とは!?
看板商品同士のコラボ商品がついに登場
1948年に銀座の喫茶店としてスタートした銀座コージーコーナー。創業から続く「スイーツに笑顔を添えて、笑顔を広げる」という思いは今も変わらない。長きにわたり不動の人気を誇る定番商品「ジャンボシュークリーム」は、多くの方が一度は口にしたことがあるハズ。
そんな同社が3年前からコラボレーションしているのが、キリンビバレッジの紅茶飲料No.1ブランド「キリン 午後の紅茶」。2019年に第一弾「ジャンボシュークリーム(午後の紅茶 ストレートティー)」、2020年に第二弾「チーズスフレ(午後の紅茶 レモンティー)」、2021年には「スフレワッフル(午後の紅茶 ミルクティー)」を発売し、いずれも人気商品となった。
そして2022年6月24日、満を持して発売された大本命が、「ジャンボシュークリーム(午後の紅茶 ミルクティー)」。想像しただけでもうハズしようがない、王道×王道の組み合わせだ。
だが、どちらも両ブランドの看板を背負う商品だけに、開発には並々ならぬ努力があったという。そのこだわりについて、銀座コージーコーナーの長谷川氏、伊勢田氏、キリンビバレッジの田代氏、張氏に聞いていこう。
「この組み合わせは美味しい、間違いない」と想像できる商品を
──「キリン 午後の紅茶」と銀座コージーコーナーのコラボは4回目ですが、そもそもどのようなきっかけでコラボがスタートしたのですか
長谷川氏:キリンビバレッジさんとは普段からやり取りを行っていまして、普段のコミュニケーションの中から「お客さまに何か提供できたら」というところから自然に始まりました。
張氏:キリンビバレッジ商品開発研究所の所長と銀座コージーコーナーさんに繋がりがあって、「スイーツと飲料は一緒に楽しむとよりおいしくなるし、すごい相性がいいよね」っていう話からスタートした感じですよね。
──これまでストレートティー、レモンティー、ミルクティーとコラボしてきた上で、再びジャンボシュークリームとミルクティーをチョイスしたのはなぜでしょう?
伊勢田氏:昨年の「スフレワッフル(午後の紅茶 ミルクティー)」が非常に好評でした。また、この夏の時期に手に取りやすい、個包装されたスイーツという点は継続したいという思いもありました。そのうえで、お客様が「この組み合わせは美味しい、間違いない」と想像できるものはなんだろうと考えると、やはりジャンボシュークリームとミルクティーだろうと。
長谷川氏:今回はとくに"午後の紅茶 ミルクティーの再現"を目指しています。実は午後の紅茶 ミルクティーそのものは使っていないのですが、キリンビバレッジの方にも太鼓判を押してもらうほど、味を再現できました。
──それは、おいしいと想像できる要素しかありませんね!
伊勢田氏:はい。第一弾の「ジャンボシュークリーム(午後の紅茶 ストレートティー)」は1つのクリームだったのですが、今回は昨年の第三弾「スフレワッフル(午後の紅茶 ミルクティー)」同様に二層のクリームにしました。下が紅茶カスタード、上にミルククリームです。第三弾よりも飲料に近く、口溶けの良いものに仕上げています。これは、夏の暑い時期でも爽やかに食べていただくためです。
──それぞれのクリームのこだわりポイントを教えてください
伊勢田氏:紅茶カスタードには、午後の紅茶に使われているのと同じセイロンティーを使用しています。香り高く旨みのある紅茶パウダーと、香りを持続させる紅茶エキスを混ぜ、午後の紅茶ミルクティーに近づけられるように何度も試作を続けました。ミルククリームは、紅茶と合わせたときにほどよい口当たりになるよう、練乳を隠し味に加えています。
──そのほかに特徴的な点があれば、ぜひご紹介ください
伊勢田氏:実はパッケージも「午後の紅茶 ミルクティー」そのままと印象づけられるようにデザインしています。実際にペットボトルに使用しているパールニスというキラキラした表面加工を使って、プレミア感を出しました。
長谷川氏:この白の再現が本当に大変で、最後はデザイナーが泣き出しそうなくらいでした(笑)。それくらい、再現性にこだわっています。
午後の紅茶との食べ合わせもキリンビバレッジの監修済み
──監修を担当されたキリンビバレッジさんは、どのような点をチェックしましたか?
張氏:午後の紅茶との食べ合わせにすごく力を入れました。いま、女子の間で"ヌン活"が流行っていたりするじゃないですか。コロナ禍で人と会えない期間も長かったですし、アフタヌーンティーがちょっとした幸せををもたらしてくれると思うんです。午後の紅茶に、こういう手軽なスイーツを加えたら相乗効果でさらに満足が得られることを目指して監修しています。
──実際に完成した商品を食べたときの、みなさんの味の感想をお聞かせください!
長谷川氏:本当に飲料に近く、のどごしが非常に良いですね。まんま午後の紅茶 ミルクティーを食べている感じ。本家にも負けないです!……なんて(笑)。
伊勢田氏:最後に食べた試作品は非常に全体のバランスが良くて、いつまでも紅茶の香りが口の中に残り、満足感を感じられました。よくここまでたどり着けたなと思います。
張氏:最終的に出来上がったものは本当に再現性が高いと思いました。一番魅力的だったのが、香りが残りつつも、口の中に甘みが残らずスッキリしているところです。この2つが両立できるんだ!とすごく感動しました。夏は口に甘みが残らず後味がすっきりする方が好まれますよね。これなら何個でもいけるという感じです。
田代氏:食べたときにすごく幸せな時間を過ごせました。紅茶の香りと口溶けの良さなどがすごく満足感に繋がっていて、コラボして良かったなと思います。午後の紅茶もお客さまに幸せな時間を届けたいというブランドですので、そういった意味では思いが同じなのかなと感じています。お客さまの声が楽しみです。
紅茶とスイーツで笑顔の橋渡しを
──最後に銀座コージーコーナーさんとキリンビバレッジさんから、お客さまにメッセージをお願いします
長谷川氏:銀座コージーコーナーとキリンビバレッジの共通点は「身近にあること」だと思います。大変な時期こそ、私たちは"甘いもの"でみなさんに寄り添いたいと願っています。必要ではないけど、あったらうれしいもの、心に寄り添える食べ物。そういう存在でありたいですし、これからもスイーツでみなさんの笑顔の橋渡しをしていきたいと思います。
田代氏:紅茶の時間って、やっぱり飲むとほっとできる幸せな時間だと思うんです。100円ちょっとの商品ですから、大きな幸せではないかも知れません。でも、忙しかったり、コロナ禍だったり、いろいろな地域が不安定だったりと心が安まらないときに、ちょっとした幸せを届けられればと思いながら、頑張ってきました。こういったコラボを通じて、そんな幸せの瞬間を作っていくことが私たちの使命だと思っていますし、その価値がさらに強く伝わればうれしいです。
──本日は貴重なお話、ありがとうございました