ブシロードは6月6日、「ブシロード15周年記念イベント発表会」を行い、その中で「スターダム発表会」を開催。映画『家出レスラー』プロジェクトを発表した。

  • 「ブシロード15周年記念イベント発表会」第1部の様子。左からスターライト・キッド、岩谷麻優、棚橋弘至、木谷高明氏

本発表会は、「ブシロード15周年記念イベント発表会」第2部。第1部では、新日本プロレスとスターダムの合同興行、アプリ『新日本プロレスSTRONG SPIRITS』でのスターダムコラボなどが発表された。

メインイベントとなる第2部では、スターダムのアイコンこと岩谷麻優の自伝『引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで』を映画化した『家出レスラー』の制作を発表。

ブシロード代表取締役会長 木谷高明氏は、本作について、「自伝を読んで感動しました。よくここまでになったなって、お父さんの気分。なんとか映画化したら面白いんじゃないか、元気が出るんじゃないかなと渡部辰城さんに相談したんです」と経緯について語る。

渡部辰城氏は、映画『億男』、Netflixドラマ『今際の国のアリス』脚本を担当している。渡部氏は、「女子プロは海外でも人気コンテンツ。日本だけじゃなく世界にも届くよう、スターダムや岩谷さんの知名度アップの一助になれば」とコメント。

そして、本映画には、ブシロードと業務提携を結んだSHOWROOMが力を貸すとのこと。「あなたの人生も変わります」をキーワードに、本映画の主演女優オーディションが開催されることが発表された。SHOWROOM代表取締役社長・前田裕二は、「このオーディションは二重に重なるなと思っています。このオーディション、映画をきっかけにスターダムに登って、世界を目指していければと思います。プロ・アマ問わず、オープンです」とオーディションについて語った。

そんな岩谷は、「何もない状態でプロレスに救われたと思える人生だったので、いろいろなみなさまの人生の希望になればと思います」「引きこもり界のアイコンとして、誰でもチャンスがあるんだよと知ってもらいたい。そんな映画にしてもらいたいと思います」と期待を語った。

一方、なぜ岩谷が映画化、と怒りをあらわにするスターライト・キッド。だが、ここはめでたい席なので、一旦怒りを押さえ、お祝いをしようと提案。6月6日が誕生日の木谷氏のためにプレゼントを用意した、とステージにケーキが登場。木谷氏がケーキのロウソクの火を吹き消すとともに、顔面ケーキをプレゼントするというサプライズ攻撃を繰り出し、大盛りあがりのまま、本発表会は幕を下ろした。