筆者はTシャツが好きです。定期的に断捨離していますが、常に30枚近くを所有しています。が、こんな程度は珍しくなく、ファッション業界だと何百枚、何千枚も所有する猛者もいるようです。
そんな話をしたのは理由があります。ユニクロが7月1~10日、「20th UT アーカイブ T シャツ展 supported by WITH HARAJUKU」というイベントをユニクロ原宿店、WITH HARAJUKUで開催するのです。20年間の名作Tシャツが集結!と聞いたので、一足早く見てきました。
名作Tシャツが集合
ユニクロのグラフィックT シャツブランド「UT」といえば、毎年どころか毎月?くらいの勢いでさまざまなTシャツを発信していますよね。テーマも映画やアニメ・マンガから、アーティストまで多岐にわたっています。
そんな同ブランド、2003年に誕生。20年目という節目の今回、本企画が実現したみたいです。なんせ20年ですから、種類は膨大。その中から選りすぐりのコレクションが展示され、そして復刻販売されるのです。
例えば漫画だと赤塚不二夫から松本大洋、「金田一少年」から「進撃の巨人」まで各時代を代表する作品を扱ったものが。また、ゲームからは名作パックマンやロックマン、格闘ゲームのスト2、さらにはゴジラやガンダムなど、日本代表ともいえる錚々たるメンバーが集結していました。
裏原オジサン感涙
裏原世代の筆者に特に響いたのは、アーティスト枠? での参加となるジャン=ミシェル・バスキアやキース・へリング、KAWSなどのストリートで活躍したアーティストたち。学生時代、ファッション雑誌やカルチャー誌で紹介されているのを見て20代を過ごしていました。
その作品に久しぶりに触れて、懐かしさもですが、それ以上に今でも色褪せない作品の凄みを改めて感じましたね。
ところで、バスキアと最初にコラボレーションしたのは2003年。キース・へリングが2007年なので、実はバスキアのほうが先だったのです。
これはちょっと意外でした。ZOZO創業者の前澤友作氏が当時109億円で作品を購入し話題となったバスキアですが、それ以前は大々的に注目される存在ではなかったような。そんな発見も面白いです。
ちなみに巨匠、アンディ・ウォーホルの作品を扱ったTシャツも多くあり、定期的にモチーフされているのが理由なのか分かりませんが、ウォーホルが「ユニクロの人」と勘違いされることもあるとか(笑。
それだけTシャツの印象が強いという裏付けなのかもしれませんね。
オンラインでも見れる
紹介した以外に、もっと多くの作品がありますが、全部を紹介しきれないので、時間が許すなら展示を見てほしいですね。またウェブコンテンツとしてデジタル博物館「UTアーカイブサイト」も7月4日より公開されるので、時間が取れない人はそこでも見ることができます。
さらに今回の展示と合わせて、「20th UT アーカイブ コレクション」としてTシャツ18柄が全国のユニクロ店舗、オンラインストアで同じく4日から販売。なお、ユニクロ原宿店のみ1日に先行発売となります。
しかも単なる復刻ではなく、今の時代のトレンドを踏まえた型で作成しているので、着用して「なんか合わせづらい」みたいなこともありません。過去の買い逃した人、筆者のように「こんなの出していたんだ」と今回気付いた人は要チェックですね!
●information
名称:20th UT アーカイブ T シャツ展 supported by WITH HARAJUKU
会期:7月1~10日
会場:ユニクロ原宿店、WITH HARAJUKU