映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』(6月24日公開)の原作コラボPVが30日に公開された。

  • 山田涼介

    山田涼介

同作は2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載された人気漫画の実写化作。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯して挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田涼介)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリック(水石亜飛夢)の物語を描く。

PV映像では、原作でもお馴染みのエドの「立てよド三流!」「ちょっと行ってくるわ、鋼の錬金術師、最後の錬成にな!!」、キング・ブラッドレイが放つ「私の城に入るのに、裏口から入らねばならぬ理由があるのかね?」、ヴァン・ホーエンハイムがホムンクルスのプライドに向かって言う「俺の息子をバカにするな。」、オリヴィエ・ミラ・アームストロングの「事が終えた時には英雄になっているかもしれんぞ。」といった名台詞の数々や、心理の扉の前で鎧の姿をしたアルと人間の姿をしたアルが握手するシーン、クライマックスに向けて若い姿をした“お父様”と戦うエドの姿、そして、最後の錬成に向かうエドの姿などの本編映像が原作カットと共に収められた。

『最後の錬成』を鑑賞した原作の荒川弘は「山田君は見ている途中から山田涼介という名前がどっかに飛んで行ってしまうくらいエドでびっくりしました。体のつくりから仕草すべてが、エドそのものでした。クライマックスのシーンは完璧の一言。若かりしホーエンハイムの全部諦めているような表情や、若いお父様のムキムキ具合がエドとはまた違って、一人三役を演じ分ける山田くんの役作りは本当に凄かったです。原作にこんなに忠実に作り込んでくれて。ありがたいですね」と、15キロ増量の“お父様”の姿にも驚きのコメントを寄せている。そして、「ラストはいつあのセリフを言うのかニヤニヤしながら見ていました。気持ちよく見届けることができました!」と本作を楽しむことができたと明かしている。