クオーレは6月27日、「実家の片付け」に関する調査結果を発表した。調査は6月3日~13日、20~60代の男女300名を対象にインターネットで行われた。
「実家の片付けはいつしますか?」と尋ねたところ、「親が元気なうち」(48%)が最も多く、親が元気なうちだと「必要かどうか」「思い入れがあるものかどうか」などを親自身に判断してもらえるという声が。
続いて多かったのは「亡くなってから」(31%)で、「親が片づけるのを嫌がる」「親が元気なうちに片づけるのはかわいそう・気が引ける」という意見が。以下、「病気や介護が必要になってから」が15%、「する予定がない」という人は6%だった。
次に、実家の片付けで「処分に困るもの」を聴取し、ランキング化した。その結果、「写真・思い出の品」(134票)が1位に。大切な親や家族の気持ち、そして共に積み重ねてきた歴史がつまったものであるため、写真や思い出の品は多くの人にとって処分しづらい存在のよう。
続く2位は「趣味・収集品」(107票)。「場所をとって困るけれど、親の嗜好や愛着がつまったものはなかなか捨てられない」というジレンマに悩む人が多いよう。3位は「家具・家電」(105票)。運ぶのが難しかったり処分にお金がかかったりする点が大きな悩みに。
4位には「仏壇」(66票)がランクイン。「処分の仕方がわからない」という声が多く、特に、親ほど信心深くなかったり仏壇の必要性を感じていなかったりする子世代にとっては、悩みの種になっているよう。5位は「衣類」(65票)で、数の多さを理由に挙げる人が多い中で「親のお気に入りだったから処分できない」という回答も目立った。