ユームテクノロジージャパンは6月27日、「営業への転身に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は5月13日~16日、営業職以外を5年以上行い、その後直近3年以内に未経験の営業職として人事異動もしくは転職した108名を対象に、インターネットで実施した。

  • 営業への転身前に「営業職」に対して持っていたイメージ

営業への転身前に「営業職」に対して持っていたイメージを尋ねたところ、55.6%が「ネガティブ」「どちらかというとネガティブ」と答えた。39.8%は「ポジティブ」「どちらかというとポジティブ」と答えている。

「ポジティブ」「どちらかというとポジティブ」と回答した人にその理由を聞くと、「成果が目に見える」(62.8%)が最も多く、「お客様と直接関われる」(60.5%)、「やりがいがある」(55.8%)が続いた。

  • どのような点で、営業職に対してポジティブなイメージを持っていたか教えてください

営業職に対してポジティブなイメージを持っていた点を自由回答で答えてもらったところ、「自分のペースで働ける」(40歳)、「やったらやった分だけ成果として返ってくること」(32歳)、「目標がある」(32歳)、「お客様に喜んでもらえるから」(47歳)などの回答が寄せられた。

営業職に対して、「ネガティブ」「どちらかというとネガティブ」なイメージを持っていた人に、その理由を聞くと、「ノルマがきつい」(56.7%)が最も多く、「売上にこだわらなければいけない」(46.7%)、「自分には向いていない」(36.7%)が続いた。

  • どのような点で、営業職に対してネガティブなイメージを持っていたか教えてください

営業職に対してネガティブなイメージを持っていた点を自由回答で答えてもらったところ、「色々な部署との調整での気苦労」(44歳)、「常に数字責任が問われる」(38歳)、「ノルマが達成できないと、会議で怒られたり査定に響く」(42歳)といった声が集まった。

実際に「営業職」への転身が決まった時、どのような気持ちであったか尋ねたところ、「転職を考えた」(42歳)、「とにかくがむしゃらにやるしかない」(30歳)、「仕事だからしょうがないと思いつつ、不安だった」(43歳)などの回答が寄せられた。「自分のコミュニケーション能力を活かしたいという気持ち」「希望が叶い嬉しかった」というポジティブな回答もあれば、「少し憂鬱」などネガティブな回答もあった。

「営業職」に転身して働く中で、大変だったことはあるか尋ねると、90.7%が「かなりある」「ややある」と答えた。

  • 「営業職」に転身して働く中で、大変だったことはありますか

「営業職」に転身して働く中でどのような点が大変だったか聞くと、「アポが取れない」(44.9%)が最も多く、「お客様の課題をうまく引き出せない」(35.7%)、「相手に響く営業トークができない」(33.7%)と続いた。自由回答では「顧客と社内に挟まれ、毎回調整が大変」(32歳)、「お客様からのクレーム対応」(32歳)、「覚えることが多い」(43歳)などがあった。

  • 「営業職」に転身して働く中でどのような点が大変でしたか

未経験からの「営業職」への転身で、大変だった状況をどう乗り越えたか、自由回答で答えてもらったところ、「営業が上手い人のマネをする」(40歳)、「成功より失敗の経験を積む事」(39歳)、「販売する商品知識やお客さまとの信頼関係の構築」(42歳)、「とにかく周りの人と雑談して雑談能力を高める」(33歳)などの声が集まった。