レノボ・ジャパンは6月28日、エッジコンピューティング専用端末「ThinkEdge SE70」を発売した。価格は297,000円より。
「ThinkEdge SE70」は、NVIDIA Jetson Xavier NXを搭載し高解像度データの分析処理に優れるエッジコンピューティング専用端末。監視カメラや公共セキュリティ、生産ラインの監視・管理などの用途に適している。
ボディは約1.6リットルのコンパクトサイズで、8GBのメモリと16GB eMMCを内蔵。ストレージはSSDなどを最大2TBまで増設できる。OSにはUbuntu Desktop 18.04をプリインストールし、PoE対応のLANポートを2基装備。最大100mまでの給電通信が可能で、複数台のAIカメラを同時接続することで初期導入コストを抑えられる。
一部構成では、AWS Panorama クラウドプラットフォームを認証済み。機械学習やソフトウェア開発キットを含むため、システム構築の手間が少なくて済む。ローカル稼働もサポートし、クラウドにデータを上げないことでネットワークの負担を軽くできる。
インタフェースは、有線LAN×2、USB 3.2 Gen1×4、USB 2.0×1、シリアルポート×2、HDMI×1、CANバス×1、デジタル入力×4、デジタル出力×4など。Wi-FiとBluetoothにはカスタマイズで対応する。-20~60度の耐温度性能、IP51相当の防塵/防滴性能を備え、本体サイズは約W191×D128×H65mm、重さは約1.86kg。