ソフトバンクは6月28日、携帯電話番号でメッセージを送受信できる「+メッセージ」(プラスメッセージ)に関して、ワイモバイルやLINEMO(ラインモ)、MVNO(ソフトバンク回線)の契約ユーザーも利用可能になったことを発表した。利用料は無料で、通信量はデータ(パケット)定額サービスに含まれる。
+メッセージは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯3社が提供しているスマートフォン向けのメッセージサービス。「LINE」と同様に送受信相手のキャリアを意識することなく、携帯電話番号だけでメッセージや画像、動画、音声メッセージ、地図情報などを送受信できる。
サービス開始当初は各社のメインブランドのみで展開していたが、2021年9月に各社の全ブランドとMVNOに拡大することを発表。KDDIのpovo/UQ mobile/MVNO(au回線)、NTTドコモのahamo/MVNO(ドコモ回線)は2021年9月に対応済み。今回、ソフトバンクのワイモバイル、LINEMO、MVNO(ソフトバンク回線)にも対応した。
これにより、携帯3社(ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI)すべてのブランドとMVNOでメッセージやスタンプなどのやり取りが可能となった。Y!mobileメールアプリケーション(Android)も、2022年夏ごろに+メッセージへの対応が予定されている。
+メッセージでの動画は最大100MBまで、長文テキストや絵文字は最大2,730文字まで送信可能。複数人で同時にメッセージのやりとりが可能で、スタンプはすべて無料。毎月2回、新たなスタンプが追加されるという。
Android搭載スマートフォンでは、+メッセージを使っていない相手にも、+メッセージアプリからSMSやMMSの送信が可能(MMSはソフトバンクまたはワイモバイルのユーザーのみ利用可能)。
対応機種とOSは、iPhone(iOS 13.0 以上)、iPad(iOS 13.0 以上、ただしMVNO(ソフトバンク回線)ユーザーはiPadは利用不可、Androidスマートフォン(Android 4.4以上)、Androidタブレット(Android 4.4以上)、シンプルスタイル(Android 4.4以上、ただしGoogle playストアが利用可能で、シンプルスタイル(スマートフォン)定額パケットサービスの申し込みが必要)。ケータイ、あんしんファミリーケータイ、キッズフォン(みまもりケータイ)には非対応。+メッセージを利用するには、App Store(iOS)やGoogle Play(Android)からアプリを最新バージョンにアップデートする必要がある。