経済産業省は6月27日、需給ひっ迫注意報を発令した。東京電力パワーグリッドは広域ブロック使用率について、ピーク時となる16時30分~17時のあいだで99%に到達する見込みだとしており、無理のない範囲でできる限りの節電を呼びかけている。
25日時点の気象予報からさらに気温が上昇する見通しとなったことから、東京エリアでの電力需給がひっ迫すると見られている。これにともなって、東京電力パワーグリッドでは電力設備の計画作業停止の中止、火力発電所の増出力を実施するとしており、さらに“電源I’(でんげんいちだっしゅ)”の発動も依頼。これは10年に1度程度の猛暑・厳冬に対応するための調整力で、東京電力ベンチャーズのWebページで詳しく解説されている。
なお、昼過ぎまでは電力需給に余裕があるため、暑い時間帯には適切に冷房等を活用し、熱中症にならないよう呼びかけている。電力需給ひっ迫注意報の発令は、東京電力管内で初めて。
6/27の夕方は需給が厳しくなりますので、15~18時の時間帯につきましては、熱中症にならないよう冷房等を活用いただきながら、使っていない照明を消すなど、無理のない範囲でできる限りの節電をお願いします。 https://t.co/p3r63yZWln
— 東京電力パワーグリッド株式会社 (@TEPCOPG) June 26, 2022