プライベートはSNSのメッセージング機能だけど、仕事のやり取りはすべてメール、という人は多いはず。公私を分けるという表現がありますが、特定のサービス/プラットフォームに依存するSNSに対し、仕様のオープンなメールは組織や国籍を超えたコミュニケーションを取りやすいという長所があります。

SNSと比べた短所があるとすれば、そのひとつには「メールアドレスの綴りの厳格性」があります。メールアドレスに含まれるハイフンとアンダーバーを間違えれば、そこへ宛てたメールは届きません。大文字/小文字は区別されない(RFCの仕様では区別されるが実運用上は区別されない)ものの、「.com」や「.co.jp」などのドメイン名はもちろん、ローカルパートと呼ばれる「@」より左側の部分が1文字でも違えば、まったく異なるメールアドレスと解釈されます。

だからこそ、自分がメールを発信するときはメールアドレスを正確に把握する必要があります。iPhoneのメールアプリには複数のメールアカウントを登録できるので、登録したうちどのメールアドレスで送信するのかも知っておくことが重要です。

自分がどのメールアドレスを使い送信するかは、新規メール作成画面で確認できます。「差出人」欄に表示されているアドレスは、その新規メールが送信するときに使うもので、タップすればほかの(iPhoneに登録済の)メールアドレスに変更できます。

登録済のメールアドレスすべてを確認するには、『設定』→「メール」→「アカウント」の順に画面を開き、それぞれのアカウント欄をタップします。ただし、Apple IDとして登録されたメールアドレスの別名(iCloudメールのエイリアス)を確認する場合は、ブラウザでicloud.comにアクセスする必要があります。

  • メールを送るときに自分のアドレスをすばやく確認するには