アニコム損害保険は6月23日から、アニコムグループのSNS公式アカウント(Instagram、Twitter、Facebook、LINE)にて、「猫の熱中症週間予報」の配信を開始した。9月29日までの毎週木曜日に配信する。
同社では、犬の熱中症予防啓発に努めるため、2013年から「犬の熱中症週間予報」を配信してきた。それに続く形として、ライフビジネスウェザーの鈴木勝博氏(気象予報士/獣医師)の協力のもと、同社の保険金請求データから猫の熱中症の発生傾向を分析し、猫のための熱中症週間予報の配信を開始。全国主要10都市の熱中症注意レベルを「やや注意」「注意」「警戒」「厳重警戒」の4段階に分け、猫のイラストで表示する。
猫の熱中症は、5月から発生件数が増えはじめ、梅雨明けの7月に急増し、8月にピークを迎える。ヒトと同じように気温に大きく影響を受けていることがわかる。
猫の熱中症の発生件数を天候別に見ると、70.7%が「晴れ」だった。たとえ屋内飼育の猫でエアコンの効いた涼しい室内で過ごしていたとしても、強い日差しが差し込む日は注意が必要であるという。
最高気温別に見ると、20℃台後半から急増し、33℃がピークになっている。地域別では東日本と西日本は全体的に同じ傾向となっているが、北日本では最高気温による差があまり見られなかった。
猫は犬に比べると暑さに強いといわれているが、近年は気候変動による異常気象の影響などもあり、熱中症で動物病院に運ばれる猫も珍しくないという。ペットの熱中症は、飼い主自身が注意し対策することで予防できる「無くせる病気」であることから、同社では「犬の熱中症週間予報」と「猫の熱中症週間予報」の配信を通じて犬・猫の熱中症の予防啓発を実施していく。