エン・ジャパンは6月23日、「ストレスと解消法」に関する調査結果を発表した。同調査は5月2日~31日、同社が運営する派遣情報サイト「エン派遣」ユーザー3,135名を対象に、インターネットで実施した。
現在の仕事(離職中の方は前職)で、どの程度ストレスを感じるか尋ねたところ、「強く感じる」が28%、「感じる」が42%で、合わせると約7割が仕事でストレスを感じていることがわかった。
勤務スタイル別にみると、「出勤のみ/出勤多め」は71%がストレスを感じると答えているが、「テレワークのみ/テレワーク多め」でストレスを感じている人は58%で、テレワークより出勤のほうがストレスを感じることがわかった。
出勤のみ・出勤が多めの人に具体的なストレスについて聞くと、「1人に対する仕事量が多いため、出勤する度に忙しく、帰宅してからの家事が大変だった」(21歳女性)、「家から勤務地が1.5時間なので、マスクでの電車通勤はとても辛い」(43歳女性)といった声が挙がった。
テレワークのみ・テレワークが多めの人のストレスは、「フルリモート生活に初めは慣れなかった。オンオフの切り替えが難しく感じる」(23歳男性)、「チャットやメールでは、相手の意図を読みづらく、こちらの意図も伝わりにくい」(43歳女性)といったものだった。
仕事上でストレスを感じる時、特にどのような点で感じるか尋ねたところ、「お給料が仕事内容・仕事量に見合わない」(36%)が最も多かった。次いで「上司との関係」(25%)、「仕事量が多い」(23%)と続いている。勤務スタイル別でみても、1位は「お給料が仕事内容・仕事量に見合わない」だった。
1位の「お給料が仕事内容・仕事量に見合わない」と回答した人に、具体的なストレス内容を聞くと、「アルバイト勤務なのに正社員がやるべき業務を行なっていた」(27歳女性)、「勤続年数や能力に関わらず、給料が一律なのが納得いかない」(44歳男性)、「時給換算すると安い」(56歳女性)といった声が挙がった。
ストレス要因を減らすために、どんな事をしているか尋ねると、最も多い回答は「嫌なことは考えないようにする」(29%)だった。2位は「ストレス要因から距離を置く」(27%)、3位は「自分の考え方を変える努力をする」(19%)となっている。
ストレス解消のために、どんな事をしているか聞くと、「おいしい物を食べる」(51%)、「ぐっすり寝る」(42%)、「音楽を聞く」(30%)が多かった。