ポーラ文化研究所は6月23日、調査レポート「ウィズコロナ時代の美容行動」を発表した。同調査は2021年11月9日~12日、首都圏一都三県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)に居住する15~64歳の男女2,000人を対象に、インターネットで実施した。
2019年8~10月頃と比べ、スキンケアの頻度はどう変わったか尋ねたところ、男女ともに「変わらない」が約7割(女性71.3%、男性72.0%)を占めた。「増えた」は約2割(女性21.1%、男性24.2%)、「減った」は1割未満(女性7.6%、男性3.8%)となっている。
メークの頻度を聞くと、女性の38.0%が「変わらない」、10.4%が「増えた」、51.6%が「減った」と答えた。男性の64.5%が「変わらない」、19.9%が「増えた」、15.7%が「減った」と答えている。男性は女性とくらべて「変わらない」が多く、「減った」が少なかった。
オンラインで人と対面する時、画面に映る自分の顔について気になること、気になったことを聞くと、女性は「髪型」(35.6%)、「顔の色」(30.6%)、「ほうれい線の目立ち」「顔のパーツのバランス」(各24.0%)、「フェイスラインのたるみ」(22.5%)が多かった。
一方、男性は、「気になったことはない」(29.0%)が最も多く、「ヒゲ」(22.9%)、「髪型」(20.3%)、「ニキビやニキビ跡」「歯並びや歯の色」(各12.3%)、「肌のテカリ」(11.7%)という順になった。
オンラインで人と対面する時、自身の「画面越しに見せたい顔」のイメージを聞くと、男女とも1位は「清潔感がある」(女性48.7%、男性30.6%)だった。女性は以下、「品がある」(33.5%)、「親しみやすい」「健康的な」(各32.7%)、「きれいな」(29.6%)と続く。
男性は、「イメージは特にない」(25.7%)、「健康的な」(20.4%)、「親しみやすい」(17.8%)、「誠実な」「落ち着いている」(各16.7%)が多かった。
「画面越しに見せたい顔」にする(あるいは近づける)ために、現在行っていることを聞くと、女性は「メーク」(45.4%)、「カメラをちょうど良い位置にする」(36.2%)、「ヘアスタイルに気を配る」(29.8%)が多かった。男性は、「ヒゲ剃り、ヒゲの手入れ」(43.6%)が最も多く、「特にない」(39.9%)、「ヘアスタイルに気を配る」(25.0%)と続いている。