オープンワークは6月22日、「Z世代&ミレニアル世代の転職活動に関する意識調査」の結果を発表した。調査は5月、転職活動中および転職が決まっているユーザーを対象にインターネットで行われ、約1,500名の有効回答を得た。
現在の職場への不満を聞いたところ、「今後収入が増える見込みがない」(45.9%)、「収入が少ない/減りそう」(41.2%)、「やりがい・達成感がない」(32.6%)が上位に。年代別にみると、27〜30歳、31〜34歳では、「やりがい・達成感がない」スコアが非常に高く、特に、27〜30歳では36.2%と、23〜26歳(27.0%)と比較し、9%以上も高かった。
また、転職を考え始めたきっかけについても、現職への不満と同様、全世代において「収入を増やしたいから」(全体44.3%)がダントツのトップだった。
転職における年収の考え方を聞いたところ、「希望条件が叶うのであれば現年収から下がっても良い」が11.7%、「現年収同様でもよい」が49.5%と、収入に対する不満や要望は多かったものの、実際に転職を考える際には年収が上がることよりも希望条件が叶うことを優先している人が多いことが明らかに。
特に、「希望条件が叶えば年収が下がっても良い」と答えている人が、26歳以下では3.3%に対して、27歳以上では10%以上と高かった。
続いて、転職の希望条件を教えてもらったところ、「収入が安定している」(58.6%)、「福利厚生などの待遇がよい」(54.5%)、「休日が多い/有休が取りやすい」(51.3%)と、年収や休日、福利厚生に対する要望が上位に。そんな中、次点には「人間関係が良い」(49.0%)が続き、新たな環境において「人間関係の良さ」を重視する人が多いことがわかった。
また、転職における不安を聞くと、「希望にあった仕事が見つからないかもしれない」(41.3%)が最多に。次いで、「新しい職場で良い人間関係が築けるか不安」(39.9%)が僅差で続いたほか、「社風が合わないかもしれない」(28.8%)や「企業・環境に適応できないかもしれない」(29.2%)など、入社後の環境に対する不安をあげた人も多かった。